2012年、一部週刊誌で東日本大震災の義援金横領疑惑が報じられたGACKT。その額は2億円だったというが、この噂を坂上忍から突き付けられた彼は、「ハハハ」と一笑に付した。
2011年の震災当時、彼は毛布や食べ物、水といった救援物資を被災地に直接送り届けたという。さらには他の芸能人も含めて、全国で街頭募金もおこなったのだとか。結果、集まった2億円を日本赤十字社に寄付するも、なぜかそれを彼が「横領した」と週刊誌に書きたてられてしまったという。
その時、GACKTは記事を書いた記者に対し、「そういう方たちは、いろんなことを書いて仕事をしている人なんでしょうけど、今それをやることなのか? ふざけんな」という思いを抱いていたと述べた。
またGACKTは、当時所属していた芸能事務所と、震災の支援についての考え方をめぐり対立。事務所との契約を自ら打ち切ったのだが、そのプロダクションに東京国税局の立ち入り調査が入ったという。さらにその裏付け捜査として、GACKT本人の家にも査察部が直撃。
翌日マスコミは「GACKT脱税」と報じてしまう。それを否定しようと彼が声明を出そうとしたものの、国税局から「捜査妨害になる」と言われ、口止めを求められたという。結局この影響で、決まっていたハリウッド映画などもキャンセルになってしまったと回顧。「きつかった。笑うしかないですよ」と振り返っていた。