タレントやスポーツキャスターから東京五輪の延期・中止論相次ぐ | RBB TODAY

タレントやスポーツキャスターから東京五輪の延期・中止論相次ぐ

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 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で東京五輪の通常開催が危ぶまれている中、22日午前放送のテレビ番組では、出演者のタレントやスポーツキャスターたちから延期・中止を求める声が相次いだ。

 『ワイドナショー』(フジテレビ系)では俳優・タレントの石原良純が「延期か中止か分からないにしても、7月24日からは無理じゃないか」と指摘。その理由として米国が非常事態宣言を出したことを挙げ、「非常事態宣言をしていて選手団を出すかと言ったら、どう考えても出さないでしょう。アメリカ抜きのオリンピックはあるのか」と、通常開催は無理との見解を示した。

 安倍首相は先日、首脳7カ国(G7)首脳のビデオ会議で、五輪の「完全な形での開催」に賛同を得たと表明したが、スポーツキャスターの長嶋一茂はこれを「ちゃんちゃらおかしい。決めるのはWHO(世界保健機関)とアメリカの3大ネットワークとIOC(国際オリンピック委員会)だ」と批判。「僕は本当に選手には申し訳ないけど、延期とかのレベルではなく中止の方向ではないかと思っている。WHOがパンデミックと認定した年にオリンピックをやるのは考えられない」と語った。

 元サッカー日本代表・前園真聖も「残念ながら、できれば延期という形で来年か再来年が一番いい。オリンピックは選手だけのものでもなくて見る人たちのものでもあるので、健康とか安全が確保されないのなら延期とか中止を考えなくてはいけない」と指摘。

 MCの松本人志も「(今の状況では)たしかに『おもてなし』はできないというのが正直なところ。(五輪を)やったら、収まりかけてたのがまたウイルスが蔓延する可能性もあるので、俺ごときが言う立場ではないが、(決定を)早くしてあげてほしいですね」と語った。

 一方、『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、テリー伊藤が各国のウイルス対策に触れて「お金持ちの国はできるけど、お金のない国は厳しいという現実がある。石鹸で手を洗えない人口は世界で33億人。こんな環境だったら出たくないという選手も当然出てくる」と語った上、「(開催の是非についての決断を)早くやったほうが、次のことを考えるといいんじゃないか」と指摘。さらに、「選手ファースト」という言葉にも疑義を示し、「僕は国民ファーストだと思う。国民が幸せになることが大前提。みんなに勇気を与えられないんだったら意味がない気がする。それは選手ファーストじゃなくて選手のエゴですよ」と述べた。

《角谷》

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