ヌルヌル動作&手ブレ抑制!スマホ用スタビライザー「Osmo Mobile 3」をレビュー | RBB TODAY

ヌルヌル動作&手ブレ抑制!スマホ用スタビライザー「Osmo Mobile 3」をレビュー

IT・デジタル ガジェット・ツール
ヌルヌル動作&手ブレ抑制!スマホ用スタビライザー「Osmo Mobile 3」をレビュー
ヌルヌル動作&手ブレ抑制!スマホ用スタビライザー「Osmo Mobile 3」をレビュー 全 8 枚
拡大写真
 スマホで動画を撮影する際、手ブレが気になる方は多いと思う。また、長時間の撮影に及ぶ場合、スマホ単体では腕が疲れてくるわけだが、別途カメラ機材を持ち運ぶのは重くて大変。そんな時には、スマホ用のスタビライザーを使うのがおすすめだ。


セットアップにかかる時間はわずか3分





 今回購入したのは、ドローンをはじめとしたデジタルデバイスで近年伸びているDJIの「Osmo Mobile 3」という商品。取材用に購入したものだが、性能をチェックしていく。



 開封すると入っているのは、本体と充電ケーブル、あとは本体を収納するためのカバー、説明書といった類。今どきな感じで、内容物は最小限。ちなみに、説明書はかなりザックリなので、あまり期待しないほうが良い。





 使い方は簡単。こういう商品を購入すると、一目散に電源を入れて使いたくなるが、そこはグッと我慢して、まずは「Osmo Mobile 3」での撮影を補完するDJIのアプリ「DJI Mimo」をスマホ側でダウンロードしよう。本体側面にQRコードが貼付されているので、スマホで読み込めばApp StoreもしくはGoogle Palyに自動遷移する。



 同アプリをダウンロードしたら、会員登録。その後、スマホを装着して本体電源をオンにすれば、準備は完了。セットアップにかかる時間は3分。簡単なチュートリアルもあるので、使用前にイメージを膨らませられる。



 持ってみると、適度な太さがあって手なじみよく、グリップしやすい印象。本体電源をオンにするには、電源ボタンを長押し。電源をつけると、自動的にスマホと「Osmo Mobile 3」が連携し、装着したスマホが正面向きに構えられる。その際、傾きなどが気に入らなければ、本体のジョイスティックで調整しよう。



 電源ボタンを軽く1回押せば、スマホの向きを縦・横で調整できるので、シーンにあわせて使い分けると良い。

手ブレ抑制能力は期待以上!





 まずは挙動を確認。上の動画にあるように、「Osmo Mobile 3」の向きを変えれば、それに応じて装着したスマホの向きも変わる。動きは“ヌルヌル”。腕を全く動かさなくても、ジョイスティックを使って撮影方向を変えることもできる。本体側面に搭載された倍率調整用のボタンを押せば、スマホを触らずともズームなどが可能。撮影の際は、本体の撮影ボタンを押せばよいだけだ。では、自慢の手ブレ性能を試してみる。



 比較用として、まずは、スマホ単体で撮影。このように、最近のスマホは手ブレ抑制がきいていてそこそこ綺麗には撮影できるが、やはりユーザーが身体の向きを変えるとブレが発生してしまう。



 次に、「Osmo Mobile 3」にスマホを装着して撮影してみた。2つの動画を見比べてもらえば一目瞭然だが、「Osmo Mobile 3」を使うと、身体の向きを変える場面でも手ブレが抑えられ、動画品質が格段に向上している。



 他のシーンでもチェックしていく。まずはスマホ単体で撮影。



 今度は「Osmo Mobile 3」を装着。上の動画では、特に、終盤の夜景撮影で違いがハッキリと分かる。撮影者が階段をのぼることでスマホカメラが上下動しているわけだが、そんなことを感じさせない手ブレ抑制効果だ。

アクションシーンも抜群に美しく



 ほか、製品サイトでアピールされているアクションシーンについても撮影品質を試してみた。今回はスケートボードを使って撮影。やってみると分かるが、スマホを横向きに持ってスケートボードに乗りながら撮影するのは意外と難しい(画角が安定しない)。



 まずは、スマホ単体で撮影。上の動画にあるように、スピードを出そうとすると、撮影者の動きにあわせてカメラも上下動してしまう。



 一方、「Osmo Mobile 3」を装着。手ブレが抑えられ、終始安定した画角がキープできている。市場には「GoPro」をはじめ、アクションカメラと呼ばれる商品がリリースされているが(DJIもOsmo Actionを昨年リリース)、概ね4万円代と高額。そう考えると、新たに購入するよりは予算的に「Osmo Mobile 3」(13,750円、本稿執筆時点)を購入するという選択肢も出てくる。

 使用していて、もう少し頑張って欲しいと思ったのは“首振り”の可動域。ヌルヌル動作が軽快な「Osmo Mobile 3」の“首振り”可動域は、上下左右とも約45度強といったところ。これがしっかり90度ぐらい傾いてくれれば、もっと撮影がはかどると感じた。

 という感じで、ちょっとばかり“注文”もある「Osmo Mobile 3」だが、スマホに13,750円を追加するだけで、高品質な映像を残せるようになると思えば、コストパフォーマンスは非常に高いと感じた。ちなみに、DJIのアプリ「DJI Mimo」もよくできていて、撮影した動画をオシャレに仕上げるテンプレートも多数展開されている。

 ほか、他にも被写体がジェスチャーするだけで撮影できる機能や、動きの激しいシーンで被写体を自動追従する「スポーツモード」が搭載されているので、多彩なシーンでの活用が可能だ。

《KT》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース