同番組は、友近と礼二、鉄道ファンだというフリーアナウンサー久野知美、さらに毎回2名のゲストとともに、「こんな旅をしてみたい」という、リアルな旅の行程を妄想トークする旅番組。初回放送は4月を予定していたが新型コロナウイルスの感染拡大防止策としてスタートが延期になっていた。
一回目は、伊勢・志摩の旅。“撮り鉄演歌歌手”で知られる徳永ゆうき、また三重育ちの足立梨花がゲストに登場し、妄想の旅を繰り広げた。ただ放送延期になっていたことが影響してからか、当初のコンセプトである、ただただ旅のルートを妄想するというコンセプトから少々ずれ、前もってスタッフが撮影しておいた映像や写真がインサート。それを見ながら、出演者が感想を述べる場面も。
だが、それでも名古屋からどんな特急に乗って伊勢へ向かうのか、乗るとしたら何時に乗るのか時刻表を手にしながら話し合ったり、乗り換えまでの間にどんなモーニングを食べるのかなどトークする場面も。それらのトーク内容もすでに決められていたのかもしれないが、「旅をしない旅番組」という根幹は守られていた。
また礼二も、普段のようなウケ狙いを意識したトークはまったくせず、非常に落ち着いた喋りで「特急ひのとり」の車内について熱弁する姿が印象的だった。