それが、今作が俳優デビュー作となる16歳の新人俳優・奥平大兼へのビンタ。同作は実際に起きた事件に着想を得て作られた物語で、社会から孤立して暮らすシングルマザーと息子のゆがんだ絆を描く。長澤は奥平の母親役で、また阿部サダヲがその内縁の夫を演じている。
一昨日行われた公開記念リモート舞台挨拶で明かされたのが、奥平は当初、長澤から本気のビンタをされることを知らなかったということ。叩かれるふりだけで、「(あとから)音を入れるのかなと思っていたら、すごい思い切り叩かれたのでビックリした」と告げ、「(カットがかかったあと)泣いちゃいました」と回顧。長澤は「ごめんなさい」と詫びていた。
そのシーンとは、長澤が座りながら、おでこをコンパクトミラーで見ていた直後、いきなり立ち上がり、奥平に高速ビンタを食らわすというもの。あまりの突然の出来事に奥平は、ぶたれたまま微動だにせず。
この日の『スッキリ』では、そんな長澤による会心の一撃シーンがリプレイ。スタジオにはV6井ノ原快彦が、今年の『24時間テレビ』(同系)のメインパーソナリティーの“キャプテン”としてゲスト出演していたが、衝撃のシーンに、「オー~」と感嘆の声を上げたまま絶句。
加藤浩次は「むちゃくちゃ上手い。結構ビンタし慣れてる感じがするね。長澤さん、ビンタしてるんじゃない?」と勝手に推測し、笑いを誘っていた。
SNS上では「長澤まさみさんのビンタの速さが凄い!! ちょっと……映画館に行きたい…」「長澤まさみちゃんのビンタ凄っw」と驚く声もある一方、「長澤まさみのビンタとかまじか 超興奮する」「長澤まさみさんにビンタされるってご褒美じゃないか!!」「長澤まさみにビンタされてぇ!」と、あらぬ妄想へと迷い込むユーザーもいた。