大竹しのぶ、阿部サダヲら大人計画との共演振り返り「みんな繊細だから嫌になっちゃう(笑)」 | RBB TODAY

大竹しのぶ、阿部サダヲら大人計画との共演振り返り「みんな繊細だから嫌になっちゃう(笑)」

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大竹しのぶ【撮影:こじへい】
大竹しのぶ【撮影:こじへい】 全 8 枚
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 本日10月6日から11日まで、東京・渋谷の劇場「Bunkamura シアターコクーン」にて、過去演劇の上映会「Cocoon Movie!!」が開催される。

 このほど行われた初日舞台挨拶には、同劇場芸術監督の松尾スズキと、上演作品に出演した女優の大竹しのぶ、宮沢りえ、俳優の小池徹平が駆け付けた。

大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、松尾スズキ【撮影:こじへい】

 本企画の発案者でもある松尾は、開催の経緯について「過去の演劇作品をテレビやパソコンで観ることが当たり前になってきていますが、大きなところでやったものは大きなところで見たいんじゃないかと。どうせなら、コクーンという劇場が空いている時間を使って、過去のアーカイブを上映する機会があったら良いなと思いました」と説明。

大竹しのぶ【撮影:こじへい】

宮沢りえ【撮影:こじへい】

 大竹は「今だからこそ、劇場の空気を味わいたいということで、こういう企画を考えてくださったことを素敵だなと思います」と言い、小池は「舞台にスクリーンがあることにすごく違和感があり、どんな感じになるんだろうとワクワクします」と話した。

小池徹平【撮影:こじへい】

松尾スズキ【撮影:こじへい】

 大竹は、松尾作・演出の上映作品「女教師は二度抱かれた」(2008年)に出演。「阿部(サダヲ)ちゃんとか大人計画の方のお芝居にびっくりする毎日。大人計画の方って、舞台ではあんなに思い切ったことをするくせに普段はしゃべらない(笑)」と暴露。「(自分の)誕生日の時に、普通はお稽古場でハッピーバースデーをするんですけど、何もなく終わちゃって。帰りにプロデューサーに『しのぶさん、誕生日おめでとうございます』ってケーキをもらったのですが、『それならみんなで言ってくれればいいじゃんか!』って言ったのが(記憶に)残っています(笑)」と懐かしんだ。

 続けて大竹が「松尾さん、『誕生日おめでとうぐらいいってくださいよ!』って言ったの覚えてないでしょ?『僕はそういうの苦手なので……』って言って、それからずっと変わってないです(笑)」と言うと、松尾は「その後から(共演者の誕生日祝いを)やるようになりました」と釈明。また、同舞台の音楽は星野源が担当した。大竹は「(星野)源ちゃんも繊細な方でした。みんな繊細だから嫌になっちゃう(笑)。でも大好きなんです」と微笑んだ。

 宮沢は、上映作品『下谷万年町物語』(2012年)で、初めて演出家・蜷川幸雄が手掛ける舞台に出演。「希望と絶望のシーソーに乗っているよう。毎日稽古で叱咤を受け、死に物狂いでやっていました」と回顧した。

 さらに、「登壇メンバーで舞台をするとしたら?」と質問されると、松尾は「みんな力があるので、素舞台でいきましょう。3人が無人島に流れ着いて一つの食料を奪い合う。誰が生き残るか?みたいにしましょう」と提案し、観客の笑いを誘った。

《こじへい》

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