18日放送のNHK『SONGS』で欅坂46のふり返りと最後のパフォーマンスが流れると、SNSにはこんな書き込みがあふれた。
『SONGS』が欅坂46を特集するのは、実は今回で2回目。前回は主に平手友梨奈にフォーカスし、彼女の思いや葛藤を伝えたが、今回は欅坂46というグループの5年間と新たな一歩に焦点を当てた。冒頭、「衝撃的でした」「心打たれますよね」(中村勘九郎)、「強くて強烈な曲も好きですけど、柔らかい曲もかわいいなって思う」(吉岡里帆)、「不協和音に衝撃を受けました」「戦う集団みたいな…平手さんを真ん中にして、なんだろうこの子達は」(内村光良)など、著名人から欅坂46に対する印象が寄せられた。

菅井友香は、平手が治療に専念するとして活動休止を発表した時を振り返り、「てち(平手)の負担とか、ずっとセンターに立つっていうプレッシャーは計り知れなかったんだろうなって思うし、自分達が力をつけていかなきゃいけないっていう風に改めて感じた瞬間でした」とコメントした。
また欅坂の改名発表については「ふと心が軽くなったような、何かわからないものから少し解放された気持ちも正直あって、きっとこれは私たちにとって必要なことだったのかな」と感じたと吐露する場面も。小林由依も「欅坂46がまた前に進むためには何か変化がないといけないのかなっていうのは思っていたので納得はしてました」と語った。

そして9月20日の「櫻坂46」の渋谷街頭ビジョンでの発表については、「メンバー1人1人がちゃんと夢と目標をもてて個が確立して、集まったらまた最強のグループになりたいし……グループの空気感は本当に変わっていて櫻坂46へのワクワクとか期待がすごくある」(菅井)としながらも、「その上でも最後って思うと寂しさがあるんだなって感じていますね」と話した。
映像は10月13日に行われたライストライブの会場へ。独占取材の舞台裏では「はじまる前から涙がでそう」(菅井友香)と話すメンバーたち。パフォーマンスの間、舞台裏で控えている齋藤冬優花は思わず「泣きそう」。佐藤詩織は「一曲一曲が最後なので感慨深くんまってほぼ全部泣いてます」とつぶやく場面が映し出された。
ライブを終えて渡邉理佐は「本当に全力を出し切れた。本当に悔いはない、すごく幸せでした」、守屋茜は涙で顔を隠しながら「ちゃんと自分のできることは全部やったなって思うし、全力を出せて終わったので、本当に今まで頑張ってきてよかったなって思ったら涙が止まりません」ともらした。
歴代のCDジャケットと衣装が飾られたNHKスタジオではセンター不在で全員が主役の曲「誰がその鐘を鳴らすのか?」も歌唱。そして彼女たちがスタジオでの最後の歌として選んだのは「太陽は見上げる人を選ばない」だった。