同作は、松竹映画100周年を記念した作品。人気小説家・原田マハによる同名小説を原作に、山田洋次が監督を務める。
野田が演じるのは、若き日の主人公・ゴウ(菅田将暉)とともに撮影所で映写技師として働く盟友・テラシン。「将来は自分の名画座を持ちたい」と熱く夢を語る真面目で誠実な男だが、女性に対してはめっきり不器用という役どころだ。
野田が山田洋次監督作品に出演するのはこれが初となる。また、菅田とは2018年のドラマ『dele』のゲスト出演以来、約2年半ぶり2度目の共演だ。
今回新たに公開されたビジュアルには、誠実でひたむきな、心優しいテラシンの姿が映し出されている。また、先日公開された沢田研二・菅田将暉・永野芽郁・宮本信子の4人のビジュアルとともに虹の架け橋で繋がるデザインとなっている点も見どころだ。
野田は、「物心ついた時からずっと山田監督の映画の世界に触れていた者として、今回頂いたお話はどこか絵空事のようでした。山田監督の演出は明確で、緻密で、何より映画への愛が溢れ出していました。もっともっと触れていたいと、監督の話を聞いてみたいと終盤に向かうにつれ名残惜しくなりました。きっとご覧になった誰しもが映画の持つ魔法に心を強く打たれることと思います」とコメントしている。
映画『キネマの神様』(配給:松竹)は、2021年全国ロードショー。