池田エライザが原案と初めて監督を務めた映画『夏、至るころ』の予告編が公開となった。
同作は福岡・田川市を舞台に、幼い頃から友情を育んできた男子高校生の翔と泰我が、夏祭りを前に初めて自分の人生と向き合い、それぞれの一歩を選びとる物語。翔役には映画初主演の倉悠貴、泰我役には同作がデビュー作となる新人・石内呂依というフレッシュな2人を抜てきし、さいとうなり、リリー・フランキー、原日出子、高良健吾、安部賢一、杉野希妃、大塚まさじらが脇を固める。
予告編は翔と泰我が打ち鳴らす力強い太鼓で始まり、人生に苦悩する2人の姿と、彼らを見守る親世代の温かいまなざしが繊細に描かれている。
また、予告編では同作の主題歌「ただいまと言えば」が公開に。作詞・作曲・歌を担当したのは、話題の元気高校生シンガーの崎山蒼志。監督の池田エライザたっての希望で、今回のコラボレーションが実現した。
崎山は今回の楽曲が生まれたきっかけを「昨年2019年の7月頃、池田監督が司会をしていらっしゃるNHK『The Covers』の収録後に翌日の学校に備えバタバタと品川駅から新幹線に駆け込み、席に座り、すとーんとした気持ちで不意に生まれた『ただいまと言えば~』というフレーズがベースになっています」と明かす。その後、映画の主題歌に決定し、脚本を読んだ時に再び頭の中をよぎったのが「ただいまと言えば~」というフレーズだったという。「そのフレーズを核に、脚本を読んでインスピレーションを受けながら他の部分の歌詞を書き、曲をかき上げました。力強く美しく素晴らしい映画です。静かに滾るような、今悩む多くの方々に観てほしいと僭越ながら思います。この映画に関われたことを、誇りに思います」とコメントした。
映画『夏、至るころ』は12月4日から渋谷ホワイト シネクイント、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13他全国で順次公開。