新庄剛志の元妻でタレント・大河内志保が19日、著書『人を輝かせる覚悟』（光文社）を出版した。
同書は、大河内が新庄との交際や結婚、離婚を赤裸々に綴った著書。大河内は、21歳のときにプロ野球選手だった新庄に出会い、その後の生き方が激変。熱心なアプローチを受け、交際を始めると、新庄の「芸能界はやめて、家でソフランをかけてくれてればいいから」という希望を叶えるために芸能活動を引退。裏方として生きる人生を選んだという。
同書では、パートナーを守りつつ、スターにするために決めた覚悟や、交際・結婚生活中の裏話、「離婚はメールで伝えた」という新庄の言葉の真相など、今だから語れる話が満載となっている。そして、大河内が離婚後の再出発とライフワークとして挑戦している「食」と「健康」の取り組みについてなども語られている。
【以下、『人を輝かせる覚悟』（光文社）より】
◆新庄との出会い
スラッとした体型に茶髪でうつむきながら歩いてきた入団３年目、20歳の彼は、まだあどけない顔で、年下のように見えました。スタジャンを羽織って、でも足元を見るとヴェルサーチのメダルがついた革靴。ちょっとちぐはぐで、第一印象は「田舎のジャニーズ（ごめんなさい）」でした。（「Chapter1 仕事か彼か。一つの出会いが人生を変える」より）
芸能界を引退することを決め、彼のところに行き、「やめてきたよ」と言ったら、彼は私をハグして「これからずっと、家でソフランしてくれればいいから」。もちろん、そんなわけにはいきませんでしたが……。（「Chapter1 仕事か彼か。一つの出会いが人生を変える」より）
◆メジャーリーグでの挑戦が決まり、キャンプに参加していたとき
ほとんど連絡もなく、順調にキャンプをこなせているか心配していたある日、帰宅すると留守電のボタンが光っていました。息を飲みボタンを押すと、剛志君からの留守電が。
「志保……。ダメかもしれない」
彼の口から最初で最後に聞いた唯一の弱音でした。いつも元気で笑顔の彼が……。
胸が張り裂けそうになりました。（「Chapter3 夢のメジャーリーグ挑戦」より）
◆トライアウトを受ける新庄にかける言葉
「最後に何か掛けてあげたい言葉？ 何もない……」
だって楽しんでいる笑顔を見たらそれが答えだから。（「Chapter5 挑戦はいつからでも始められる」より）
剛志君、この広い世界の中から私を見つけてくれてありがとう。
私に生まれてきた意味を教えてくれてありがとう。
この手を放してくれてありがとう。
おかげでたくさんの新しい自分に出会えたことに感謝しています！（「あとがき」より）
