菅野美穂が10年ぶりに映画主演決定!『明日の食卓』で母親役を熱演! | RBB TODAY

菅野美穂が10年ぶりに映画主演決定!『明日の食卓』で母親役を熱演!

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菅野美穂、高畑充希、尾野真千子 (C)2021「明日の食卓」製作委員会
菅野美穂、高畑充希、尾野真千子 (C)2021「明日の食卓」製作委員会 全 1 枚
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 菅田将暉、小松奈々出演の『糸』(2020年8月公開)や、綾野剛主演の『楽園』(2019年10月公開)などでメガホンをとった瀬々敬久監督の最新映画『明日の食卓』で、菅野美穂が10年ぶりに映画主演を務めることが決定。合わせて高畑充希、尾野真千子の出演が発表された。


 同作は椰月美智子氏が2016年に発表した同名小説が原作。同じ“石橋ユウ”という名前の子供を持つ、住む場所も環境も全く違う母親3人の物語で、それぞれの“石橋家”が交錯し、明るく幸せな生活が思いもよらない方向へと向かっていく様子が描かれる。

 菅野は元フリーライターで二人の息子を育てる留美子役に挑み、やんちゃ盛りの息子たちを育てながら仕事復帰を目指す母親をパワフルに演じる。また、シングルマザーで大阪に暮らす加奈役には高畑。若くして子供を産み、日々非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる姿が心を打つ。そして年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ役を尾野が丁寧に演じる。

 現在育児中だという菅野は「運命を感じる役との出会いでした」と言い、「留美子を演じながら、子どもへの愛情と、母性の狂気を改めて見つめ直すような気持ちになりました」と振り返った。また、大坂出身の高畑は「自分自身が生まれ育った大阪の、空気とか匂いとかを思い出しながら懐かしみながらこの加奈という役をやらせていただけて、本当に幸せでした」とコメント。尾野は「母を演じる事はやはり難しいです。母の気持ち、子の気持ち、まだいくら考えてもわかりません。いくら歳をとっても経験者当事者でないとわかりません。この役を演じて怖くもありました。でも繋がりとは素敵で美しい大切なものなのですね」と母親役を演じる難しさを語った。

 また、瀬々監督は「3人の母にはこの上ない方たちに集まって貰えました。菅野美穂さんは実際に子育て中であり、ご自身の経験を生かしてチャーミングなお母さんを演じてくれました。そしてラストは一線を超えた迫力です。高畑充希さんが演じるのは大阪のシングルマザー、これも高畑さん自身が大阪出身ということもあり、頑張るオカンを等身大で気丈に演じていただき感動的です。尾野真千子さんが演じるのは、ちょっとサイコな小学生の母親です。複雑な性格の彼の暴走を食い止めるには体当たりの魂の叫びしかなく、まさにそこに至っています。映画の中では、やがてこの三人の姿が微妙に繋がっていきます。映画ならではのその醍醐味も楽しんでもらえたらと思います」とコメントした。

 映画『明日の食卓』は今年8月18日にクランクインし、9月7日にクランクアップ済み。公開は2021年春予定。

《松尾》

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