坂上忍が、24日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣の橋本聖子に怒りの声をあげた。
17日、 政府分科会の尾身茂会長からの「5人以上の会食は控えてほしい」という発言を受け、自民党の二階派、岸田派などは忘年会を中止するという動きがあった。だが同17日の夜、橋本大臣は6人と、夜8時から夜11時まで3時間会食。場所はカウンター8席の寿司店で、平均単価約2万円台の高級店だったという。
政策アナリストの石川和男が「大臣のような仕事をしていると毎日忙しくて、いろいろな情報が我々ほど入ってこない」と、大臣の置かれた立場を解説。これを聞いた坂上は、「いくら忙しいか分からないですけど、国難といわれている中で世間の空気が分からないなら大臣、やめたほうがいいんじゃないんですか」とピシャリ。さらに石川にも「そんなフォローの仕方、要らないと思います」と、いさめた。
菅義偉首相も14日、銀座の高級ステーキ店で自民党・二階俊博幹事長ら8人と会食。16日になり、「ほかの方との距離は十分ありましたが、国民の誤解を招くという意味では真摯に反省を致しております」と釈明した。
このことを受けて薬丸裕英は今回の橋本大臣の行動について、「菅さんの報道があった次の日ですよ。その時に『会食、控えようか』。控えなくても『(夜)8時に帰ろう、10時に帰ろう』というのが、こういう人たちが示す、本当の姿じゃないかと思う」と主張。
またジャーナリストの岸田雪子も「6人という人数、それから時間的にもアウトだと思います」と説明。「政治家の側からは、“勝負の3週間”の効き目がなかった時に『どうも緩みが出ている』という声が出ていたが、いや、緩んでるのは政治の側でしょと言われても 仕方がない」と話していた。