今季初戦の羽生結弦が、25日放送の『全日本フィギュアスケート選手権2020』(フジテレビ系)でショートプログラム首位に立った。
約10カ月ぶりに実戦復帰した羽生は、この日、イギリスのポップシンガー・ロビー・ウィリアムスの『レット・ミー・エンターテイン・ユー』を新プログラムとして引っ提げ、初披露。
4回転トゥループ、トリプルトゥループのコンビネーションは揺らぎはなく、得意のトリプルアクセルも抜群の高さ。スピンの1つがノーカウントになり、0点だったことが影響したものの、103.53点で首位に立った。
選曲理由について聞かれた羽生は「テレビをつけても新型コロナウイルスのニュースで、暗い話題がつきものの世の中なので、ちょっとでも楽しんでいただけるようなものにしたかった」と回答。
また点数については「はっきり言って全然満足できるものではない」と述べ、「また明日、挽回できるように体調を整えてフリーに向けて頑張ります」と誓っていた。