坂上忍が、11日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、菅義偉首相に異論を唱えた。
1都3県のみならず各地で感染の拡大が続く中、各自治体から政府に緊急事態宣言の発出の要請が相次いでいる。関西圏では兵庫、大阪、京都の2府1県が政府に要請したという。
この関西圏での発令について、首相は10日放送の『日曜討論』(NHK)の中で言及。「分科会の先生方は、もうしばらく様子を見て分析をしたいという方向だったようです。いずれにせよ、必要であればすぐ対応できるような準備はしております」と語った。
この発言について坂上は「のんびりしていて大丈夫なのかという声が多く上がっているんですがどのようにお考えですか」と、国際医療福祉大学主任教授の松本哲哉に投げかけた。
松本教授は「この判断が1週間遅れると、その間に感染が広がってきて被害を受ける方が多くなる」と主張。「(判断が遅れる)言い訳に分科会のことを持ち出されるのは、私は腹が立つ」と語気を強めた。また「分科会が、『そこまで待ってくれ』というように言っているとは考えにくい」と批判した。
坂上も、「菅総理も西村大臣も『分科会が』『専門家の先生が』というのをいちいち引用する」と切り出し、「それは本当なのかと。政府にとって都合のいい時にその言葉を用いることで逆に惑わせているだけでは」と持論。そして「最終的に政治判断するのは総理」「責任を分散させるのはやめて」と求めていた。