坂上忍が、18日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、国民に犠牲を強いる日本政府に怒りの声をあげた。
先日、小池百合子東京都知事はコロナ感染をおさえるためには「若い人の行動が鍵」と報道陣に語っていた。そこで番組が週末、東京の20~30代の男女100人にアンケート調査を実施。「コロナの感染は怖いか」という質問に、81人が「怖い」という回答だった。また「あなたは不要不急と思われる外出をしているか」と尋ねると、100人中62人は「している」と答えた。
また、「どうしたら外出自粛を徹底するか」と聞いたところ、最も多かったのは「外出自粛に関して強制、禁止、罰則が科されたら」が24人、「前回の緊急事態宣言と同程度の対応になれば」が19人、「給付金や協力金が支給されたら」が9人だった。
こうした若者の意識と照らし合わせながら坂上は、「小池都知事を含め『若い人、若い人』と焦点を絞ったような言い方が聞かれるが、確かにそうなのかもしれない」としながらも、「この結果を生んだのは僕は間違いなく政治だと思ってるんです」と断言。
さらに「若い人に言うのであれば、日本医師会の中川会長が言ったように“範を示す”ではないが、先頭を切って痛みを自分たちに与えたうえで我慢を強いるなら分かるが、それも感じられない」とコメント。「国民には『飯食うな』『夜も昼も食うな』って言いながら、自分たちは飯を食いに行って『いやいや、5人以下でしたよ』とか『会食ではないです』と(言い訳する)」と糾弾。
続けて坂上は、「国民も、これだけ我慢を強いられていたら、楽したいから何かを探すわけよ、言い訳を」と述べ、「政治家の人が(値段が)高いところで飯とか食ってたら、あっちが食ってるんだったら、何で俺たちだめなんだよって言い訳を持つようになるのも、政治の責任だと思う」と持論を語っていた。