坂上忍が、29日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、二階派の議員秘書に対してあきれる一幕があった。
昨日発売の「週刊文春」が、自民党二階派に所属する鶴保庸介元沖縄・北方担当大臣の公設秘書2人と、門博文議員の公設秘書1人の合わせて3人が和歌山市内で会食を行い、全員が新型コロナウイルスに感染したことを報じた。
3人が会食したのは、今月1月8日、1都3県に緊急事態宣言が発令された日。この8日は、二階俊博幹事長が、党所属の国会議員に対し、飲食を伴う会合の自粛を呼びかけていた、まさに同じ日でもあった。
記事によると彼らは和歌山県にある韓国料理店で1次会、和食居酒屋で2次会、カラオケバーで3次会を開催。のちに、この秘書たちが利用したカラオケバーの店員や客にも感染が確認され、バーは休業することになったという。
これについて坂上は「国民の行動変容の足を引っ張ってるのは政治家だって言われたってしょうがない」とピシャリ。また、緊急事態宣言が発令された日の軽率な行動について「その時に、こんなハシゴして、自分が感染して病院の世話になるって一番やっちゃいけない」と嘆いた。
和歌山は緊急事態宣言が出た対象地域ではないものの、坂上は彼らに、「罰則とは言わないけど、どうにかしてほしい」と訴えていた。
ちなみに3人の秘書の議員は、全員すべて同じ文面で、「和歌山県では非常事態宣言や時短営業などの措置もとられておらず、それぞれの店舗コロナ対策を講じたうえで感染に気をつけながら会食をしていたと聞いています。なお、個人情報に関わる部分については和歌山県の広報などをご覧ください。事務所からの回答は差し控えます」という回答を寄せている。坂上は「これ100%、口裏合わせてるでしょ」とあきれていた。