長谷川博己主演の大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)の最終話「本能寺の変」が7日放送され、信長(染谷将太)の最期に反響が寄せられている。
信長から足利義昭(滝藤賢一)の殺害を命じられるも、これを断る光秀(長谷川)。すると信長は「乱れた世を変え、大きな世を作れとわしの背中を押したのは誰じゃ。そなたであろう。そなたがわしを変えたのじゃ!今更わしは引かぬ。そなたが将軍を討たぬというのなら、わしがやる」と意に介さない。
太平の世を作るという志は2人とも同じだったが、「光秀が平和的に物事を解決する主義に対し、信長は血が流れても仕方ない」(染谷談)という思想の持ち主。光秀は決意を固め、「我が敵は本能寺にある。その名は織田信長と申す。信長様を討ち、心ある者と手を携え世を平らかにしてゆく」と、想いを告げる。
毛利討伐の陣中にいた秀吉は、光秀が信長を討つことを知り、「やればよいのじゃ。明智様が上様を…やれば面白い。明智様が天下をグルリと回してくれるわい」と、不敵な笑みを浮かべる。
天正10年(1582年)6月2日早朝。本能寺にいた信長は、謀反をおこしたのが光秀であると知ると、目に涙を浮かべながら「十兵衛…。そなたが…。そうか…ハッハッハッハ…」と笑い、「十兵衛か…であれば是非もなし!」と応戦するが……。
生き方は違えど、光秀への信頼が見え隠れし、哀愁さえ感じさせた信長の最期。SNS上からは「信長の死がこんなに悲しく思ったことがない」「大河史上一番切ない本能寺の変」といった声が。また信長を演じる染谷が、信長について「最後まで十兵衛LOVE」という発言を受けて、今作が「信長と光秀のラブストーリー」「ある種の愛憎劇」というコメントも。
コロナの感染防止策として収録が休止されたこともあり、年をまたいで最終回を迎えた同作。放送期間も1年を超えたことで、「壮絶な麒麟ロス」「麒麟ロスな月曜日です…」「これが麒麟ロス、十兵衛ロスというものなのか。。。」と、完結を惜しむユーザーも多かった。またドラマの公式ホームページには、信長を演じた染谷の思いが綴られている。
【HP更新のお知らせ】
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) February 7, 2021
<特集>
本能寺の変~織田信長
染谷将太さんにとっての「本能寺の変」を語っていただきました。#麒麟がくる #本能寺の変#織田信長 #染谷将太https://t.co/EeVmFbugOi