坂上忍が、6日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、脚本家・橋田壽賀子さんを悼んだ。
おととい、急性リンパ腫のため95歳で亡くなった橋田さん。坂上は約2年前の『直撃!シンソウ坂上』(同系)で、 静岡県熱海市内にある自宅を訪ねて対談。子役時代、数々の橋田作品に出演していたという彼は40年ぶりの再会とあって、話に花を咲かせた。
ありし日の橋田さんのVTRを見返した坂上は「この時ね、本当、お話楽しかったんですよ、本当に」と、しみじみ振り返った。続けてこの後、連続テレビ小説『おしん』や大河ドラマ『春日局』といった橋田作品が紹介される中、現在まで31年続く『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)の誕生秘話が解説された。
これは先の『シンソウ坂上』でも明かされていたが、1989年、TBSのプロデューサーだった橋田さんの夫が他界。その夫の夢である「橋田文化財団」の創設にあたり、3億円が必要だったという。
だが夫の遺産は2億7000万円。そこで2000万円をTBS側に工面してもらったそう。そのとき、橋田さんはお金を借りる代わりに「脚本を書きましょう」と承諾。89年、『渡鬼』を初めて執筆したのだとか。
このエピソードについて坂上は改めて「すごいねぇ。何がヒット作を生むか分からないというか…」と感嘆していた。