“NO密で濃密なひとときを”をテーマにオンライン演劇を主軸に活動している創作集団「劇団ノーミーツ」が4日24時から特別公演『夜が明ける』をYouTubeチャンネル「劇団ノーミーツ」で無料生配信する。
同劇団はコロナ禍の昨年4月に結成。これまで30の短編作品と、3回の単独長編作品を生み出してきたほか、思うような青春を過ごせなかった学生たちと『全国学生オンライン演劇祭』を開催するなど、さまざまな取り組みを行ってきた。
今回の特別公演『夜が明ける』では“夜明け”をテーマに、4日24時から5日早朝5時(日の出)まで、ひと晩かけてゆっくりと静かに展開する物語を上演。劇団は「いつか必ず訪れる『夜明け』を、希望を、信じられるような作品を上演したいと考えています」とコメントしている。脚本・演出は小御門優一郎が務め、キャストには上谷圭吾、オツハタ、石山蓮華、イトウハルヒらが名を連ねる。
上演にあたって主宰の広屋佑規は「1年前の緊急事態宣言下で生まれた劇団ノーミーツは、こんな時代でも人々にとって必要なのは、少しでも前向きになれたり、どこか遠くへ連れていってくれる『物語』だと信じています。それは決して、不要不急ではありません。だからこそ、知恵を振り絞り、今しかできない作品を創り続けていきたい。少しでも孤独や不安を感じている方々に寄り添い、繋がり合い、勇気をもてるような、そんな時間と物語を共有したい。そんな希望をもった作品を、この緊急事態宣言下のゴールデンウィークに上演したいと思います」とコメントした。