坂上忍が、26日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、東京オリンピック・パラリンピック問題に言及した。
東京・代々木公園で、パブリックビューイング(PV)会場の設置工事がスタートした。ただ設置場所は、本来コロナ対策として立入禁止に指定されていた場所。利用者から反発の声があがる中、すでに園内の樹木36本の剪定作業が行われたという。
今回の五輪では、この代々木公園を含めて計8ヵ所の会場建設を計画中とのことで、いずれの会場でも大型スクリーンでの競技観戦、公式グッズ販売、さらには飲食販売なども予定。代々木公園は1日3万千人の来場者を想定している。
これについて坂上は、「僕らには『外出るな』『密作るな』と言っておきながら、東京都は、3万5000人の密を作るらしいです」と怒り。カンニング竹山も「ぶっちゃけ自粛やめない?みんな店、開けません?」と述べ、東京都に対して「これも結局、金ですよ!」と、あきれた。
これを受けて坂上は「パブリックビューイングをやって、店を閉めさせたら暴動起きるよ、こんなの」と嘆き、「これは納得できない。どう考えても納得できない」と繰り返した。
昭和大学医学部客員教授の二木芳人も「論外ですね」とバッサリ。「観客を入れると、その人たちの面倒を見るためにスタッフ、ボランティア、さらには医療体制もあるので、また人が増える」と批判。また「仮に緊急事態宣言をもっと引っ張って、ある程度(感染を)抑えられたとしてもそのあと、一気にリバウンドする」と持論。「オリンピックをやれば、それでまた人流が増えて、次の第5波というのは、とんでもない山になる」と警告。
6万8000人が収容可能な国立競技場では、無観客で開会式が行われるとも言われているが、これについて、おぎやはぎ矢作兼は「そっちだけ無観客で(こちらは)パブリックビューイングはおかしい」と疑問を呈していた。