吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行ら出演の映画『いのちの停車場』は、現在公開中。このほど、クランクアップ写真および新場面写真が解禁された。
原作は、都内の終末期医療専⾨病院に勤務し、命の終わりを真摯に⾒つめる現役医師でありながら、作家としてもNHKでテレビドラマ化もされた『ディア・ペイシェント』(2018年刊⾏)を世に送り出した南杏⼦による同名小説。メガホンを取るのは『⼋⽇⽬の蝉』(2012年)や『ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判』(2015年)などを担当した成島出。
長年、東京の救命救急の現場で働いていたが、とある事件をきっかけに、在宅医療専門医として故郷・金沢の「まほろば診療所」で働き始めることとなった白石咲和子(吉永小百合)。今までの“いのちを救う”現場とは異なり、患者たちと身体の治療だけではなく、支える家族や患者たちの心と向き合うことの大切さに次第に気づいていく。また、咲和子に出会い、医師になることに向き合い始めた青年の野呂聖二(松坂桃李)、そして、ある過去から歩みを始めた看護師の星野麻世(広瀬すず)、彼らを見守る「まほろば診療所」の院長・仙川徹(西田敏行)が咲和子と共に患者に寄りそい、最後の願いを聞き入れていく中で前に向かって歩みを初めるストーリー。
本日19日は広瀬の誕生日ということで、広瀬・吉永らの姿をとらえたクランクアップ写真が公開。また、広瀬と吉永の2ショットが収められた新場面写真も解禁されている。同作の役作りにあたって広瀬は、「看護師として、患者とどう向き合うべきか悩みましたが、監督からのアドバイスもあり、重くなりすぎないよう常にフラットな気持ちでいるように意識しました」とコメント。
また、吉永や西田ら、ベテラン勢との現場については「大先輩方との撮影は、居心地がよく、体験したことがないような不思議な時間でした。吉永さん、西田さんからのアイデアでこんなにも変わるのか、というような経験があったり、一日一日が濃厚で新鮮でした」と回想している。