第165回直木賞・芥川賞が発表に!各2作品受賞は10年ぶり | RBB TODAY

第165回直木賞・芥川賞が発表に!各2作品受賞は10年ぶり

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『星落ちて、なお』(文藝春秋)
『星落ちて、なお』(文藝春秋) 全 6 枚
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 本日14日、第165回直木三十五賞と芥川龍之介賞が発表され、直木賞を澤田瞳子氏の『星落ちて、なお』(文藝春秋)と佐藤究氏の『テスカトリポカ』(KADOKAWA)、芥川賞を李琴峰氏の『彼岸花が咲く島』(文藝春秋)と石沢麻依氏の『貝に続く場所にて』(講談社)がそれぞれ受賞した。

 『星落ちて、なお』の舞台となるのは明治時代。自ら「画鬼」と称した不世出の絵師・河鍋暁斎の死後、娘のとよが鬼才だった父の影に翻弄されながら、絵師として自らの道を模索する姿を描いた一代記。澤田氏は今回5回目のノミネートでの受賞となった。

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 『テスカトリポカ』ではメキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラが、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走。潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会い、2人で新たな臓器ビジネスをスタートするクライムノベル。佐藤氏の直木賞のノミネートは今回が初めてだった。

 『彼岸花が咲く島』は彼岸花が咲き乱れる島を舞台に、そこで暮らす少女・游娜(ヨナ)と、島に流れ着いた少女・宇実(ウミ)が島の指導者で歴史の担い手でもある“ノロ”を目指すストーリー。李氏は2回目のノミネートでの受賞となった。

 『貝に続く場所にて』はドイツの学術都市に暮らす主人公のもとに、震災で行方不明になったはずの友人が現れることから物語が展開していく。石沢氏は初めてのノミネートでの受賞となった。

 なお、直木賞・芥川賞にそれぞれ2作品が選出されるのは約10年ぶりとなる。

《松尾》

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