野口聡一さんが明かす宇宙ごみの恐怖「小片でも体を貫通、頭なら即死」
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
宇宙ごみとは、これまでに打ち上げられたロケットの小さな部品。「ねじの端っことか、極端な話、塗料のかけらとかでも宇宙ごみになっちゃう」と野口さん。15年ぶりの宇宙での船外活動で驚いたのは、国際宇宙ステーション(ISS)の至る所に、宇宙ごみがぶつかってできた穴がたくさん開いていたことだという。
その威力については「ほんのちっちゃなかけらでも、拳銃で撃ったみたいなエネルギーを持って、スパーンと穴が開いちゃう」とした上、「鉄の手すりに穴が開くぐらいだから、体に当たったら簡単に貫通する。最悪なのは、頭に当たれば即死。手とか足に来たときに、結構な出血量がある中で、仲間の飛行士に助けを求めて戻るまで、どうやって自分の命を保つのかがわれわれの訓練の一つ」と説明した。
宇宙ごみは小さいため、いつどこから飛んでくるかは全く分からないといい、野口さんは船外活動について「宇宙服はすべての宇宙ごみを防げるようにはできてないので、そうなった場合のため、二人一組で必ず相手の状況をチェックしながらやる」と話した。
《角谷》
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