妻夫木聡「罪とは何か」……NHKドラマ主演で生体解剖事件の戦犯医師に! | RBB TODAY

妻夫木聡「罪とは何か」……NHKドラマ主演で生体解剖事件の戦犯医師に!

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 13日22時からNHK総合で妻夫木聡が主演を務める終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』が放送される。このたび、放送を目前に控えた妻夫木のコメントと、武田双雲さん書の番組題字が公式サイトで公開となった。

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 同ドラマで扱われるのは太平洋戦争末期に行われた「生体解剖」。米兵捕虜の実験手術に関わり、戦後に戦犯として死刑判決を受けた西部帝国大学医学部の助教授・鳥居太一(妻夫木)は、手術を止められなかった自分と向き合うことになる。一方、妻・房子(蒼井優)は、真実がゆがめられ事件の首謀者にされた夫を救うべく奔走する。房子の思いと、それぞれの罪を背負った死刑囚たちとの出会いによって、太一は目を背けていた本当の罪に気づいていく……。

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 撮影時はとにかく「罪とは何か」を考える日々だったと妻夫木。続けて「正直、太一の妻や子どもたちのことを考えると、死にたくないという思いにも至り、役を演じる上では、さまざまな葛藤がありました」と難しい役に苦戦した様子だが、「戦時下の出来事を “しかたなかった” のことばで片付けては、すべてが過去になってしまいます。しかし、本人たちにとっては死ぬまで変わらない現実だったのではないかと思います。だからこそ、私たちはその思いを受け継ぎ、この先も未来永劫、伝えていく必要があります。皆さんにも『一度きりの人生、もっと出来ることがあるのではないか』『私はこんな人間になりたい』など、このドラマから少しでも何かを感じていただけたらうれしいです」と話した。

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 また、武田さんは妻夫木主演の大河ドラマ『天地人』でも題字を担当。今回の題字に込めた思いについて武田さんは以下のようにコメントしている。「戦争というのは理不尽なことが平気で起こる中で究極の選択を迫られる。しかと早急に答えを出さなければならない。どちらを選択しても苦しみを伴う。正解がない状況の中で人は迷い悩む。しかしそこで考え抜いたことが生き様に反映される。美学と言ってもいいかもしれない。究極の状況で悩み抜いた経験は美を生み出す。苦渋から産まれた美をできるかぎり筆で表現しようと試みた。平和を祈りながら」。

 終戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』はNHK総合で8月13日22時から放送(75分、単発)。

《松尾》

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