明治から続く日本の「天然氷」や昭和レトロなかき氷、苺やミカンなどのご当地食材を使ったかき氷や、平成&令和の進化系かき氷、さらには世界のかき氷まで、世代や地域を超えて時代が生んだ“かき氷の多様性”を体験できる同イベント。
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通算8回目となる今年の出店店舗は、透明度が高くて硬い「天然氷」を使った栃木の名店「日光天然氷 蔵元松月氷室」、東京・浅草の名物店「浅草和カフェ 濃茶茶寮 一茶」、昭和23年創業からおでんとかき氷を提供する「静岡おでん おがわ」、千葉で人気のショコラティエ「ろまん亭」のパティシエが開発したスイーツかき氷や、みかん&苺などのご当地果実を氷詰めにして丸ごと削りだした「日本フルーツかき氷り」など。
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このほか、台湾かき氷や、主催の「ご当地かき氷研究所」がおすすめする世界の変わり種のかき氷なども提供している。
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会場に到着するやいなや一度は食べてみたい「かき氷」がいっぱい!と興奮しながらも、今回は気になる3店舗のかき氷を選び、実食した。
■昭和23年創業の「静岡おでん おがわ」
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まずは、創業から半世紀超えという老舗の「静岡おでん おがわ」の「おばあちゃんのすいか氷」(税込1,000円)を試食。静岡市では、夏に冷たいものを食べて体を冷やしすぎないように、温かいおでんと一緒にかき氷を食べる習慣があるのだそう。おでんと自家製の甘露シロップを使ったかき氷を提供し、静岡市民に愛されている同店は、静岡苺を使った「紅ほっぺ」(税込800円)や、ラムネや雪に模した練乳を使った「富士山」(税込700円)なども販売している。
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「おばあちゃんのすいか氷」は、体を冷やすために食べていた昭和のおばあちゃんの知恵「すいか氷」を50年前のレシピで再現した商品。日本の昭和の夏を思い出させる雰囲気たっぷりの盛り付けで登場した「すいか氷」は、一口食べてみると、おいしくて感動!
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すいかはシャキシャキとしていて少し塩っ気も感じられ、食べやすいサイズ感。氷にかかった甘露シロップは、歴史を感じる何とも懐かしい味わいで、これは毎日食べたくなるなぁ~としみじみ。おでんの「黒はんぺん」とともにいただくと、冷たい氷と温かいおでんで、無限ループにハマってしまった。
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■千葉県の人気スーツ店! ショコラティエ「ろまん亭」
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こちらは、千葉で人気のショコラティエ「ろまん亭」のパティシエが同イベントのために開発したという、ここでしか食べられないスイーツかき氷を提供。レトロ系のプリンを模った「カスタードプリン」(税込1,000円)や「チョコレートケーキ」(税込1,000円)」、「いちごのショートケーキ」(税込1,000円)などの、まるでケーキのような見た目が可愛い進化系「かき氷」が女性を中心に人気だという。
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これは食べない選択肢はない! ということでいただくと、周りはトロト~ロの甘いカスタードクリームが美味。中を掘っていくと、ドーム型のかき氷が入っており、氷にもプリン味のシロップで味付けがされている。上に乗っているカラメルはほろ苦くゼリー状になっており、甘いカスタードや氷と合わせて食べると、斬新な冷たいスイーツのようで大満足だった。
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■栃木の名店「日光天然氷 蔵元松月氷室」
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「日光天然氷 蔵元松月氷室」は、じっくりと時間をかけて作り上げられる透明度が高くて硬い「天然氷」を使ったかき氷を提供。筆者も夏になると、頭がキーンと痛くならないかき氷としてメディアでお見かけしていたため、楽しみに「カフェラテ」(税込950円)を試食した。
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やはり「天然氷」を使ったかき氷は人気で、時間帯によっては並ぶ人も見られた同店。「カフェラテ」は、苦すぎないほのかな甘みのカフェラテに、コーヒーゼリーがたっぷりとinしていて、さっぱりとした味わいだ。天然氷はふわふわとしていて、好みによるが他とは違う触感といえる。氷の上には、マスカルポーネチーズを使った酸味のあるクリームがたっぷりと乗っていて、様々な触感や味わいが楽しめた。
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「ご当地かき氷2021」は、イオンレイクタウンmori 1階噴水広場にて15日まで開催中。