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モノマネ芸人のコロッケが、30日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。笑うことの大切さを痛感した出来事を語った。
それは東日本大震災の時。発生から約1週間後、宮城県・石巻に友達と炊き出しに向かったというコロッケ。だが彼は「(被災地では)モノマネはやっちゃいけないと思っていた」と語り、「特に僕のは、ふざけてるのが多いので……」とも。
そんな時、炊き出しのために列に並んでいる女性が、突然コロッケの腕を引っ張ってきたそう。彼が「もうちょっとで炊き出しの順番来ますから、待っててくださいね」と言うと、女性から告げられたのは「なんかやって」というモノマネのリクエスト。
「えっ?なんかやって?……ここでですか?」と戸惑う彼に、女性は「笑ってないのよ。毎日毎日つらくて、だから少しでもいいから笑いたいの」と切々と訴えてきたという。「分かりました。モノマネでいいんですか?」「もちろん」「わかりました。じゃあ、やらさせて頂きます」と、ちょうど持っていた拡声器で「五木さん(五木ひろし)、森さん(森進一)を色々やらさせて頂いた」のだとか。
すると、「その方が笑顔になって声を出して笑って頂いたんですね。僕もそれですごい嬉しくて……」と振り返りつつ、彼は他に並んでいた人々にもモノマネを披露。「(これまで)モノマネっていいのかなと正直思うこともあった」というコロッケ。だがこの出来事を機に「でも、もしかするとモノマネって喜んでいただけるためにやっているのかな」と思い直したそうで、「人が苦しんでいるときに役立てる芸として見ていただけるのであれば、もっと、もっと喜んでいただけるように……」と決意を新たにしていた。