あとでやって来た亮も新次と一緒に話を聞くが、2人を前に耕治は「金は大事だ。生き死ににかかわる。でも、おめえの気持ちはどうなんだ?」と新次に問う。「そこがまだ整理ついてないなら、中途半端に判なんてつくもんじゃね」と。
それを聞いて新次は、亮が嵐で海に取り残された日のことを思い出す。「お前があんな風になって、俺いろんなこと気づいたんだよ。俺な、美波に祈ってたんだんだよ。亮、連れてかねーでくれって。もう…、ありゃ…、もう、本当に怖くてな」「頼むから、亮帰してくれって」「もうな、亮戻してくれって、ひたすら美波に祈ってたんだよ」「そしたらな…、俺気づいたんだよ。美波が向こうにいるって。そう思ってるから美波に祈ってたんだよ。ほんとごめんな」。そう告白した新次を見て、耕治は、新次と亮に2人で話すよう促し、部屋を出ていく。
父親の姿を見て、人を愛する自信を無くし、失う怖さを思い知った亮。ようやく決心した父を見て亮は何を思い、何を話すのか?
20日放送の113話。亮は思い切って「一緒に船に乗ってほしい」と新次に伝える。それに対して新次は、自分の思いを話す。ようやく気持ちを伝えあった新次と亮。新次は、耕治をはじめ百音(清原果耶)、亜哉子(鈴木京香)、未知(蒔田彩珠)、龍己(藤竜也)が見守る中、改めて、亮が船を買う資金のために提出する美波(坂井真紀)の死亡届に向き合って…。