舞台はスペイン風邪流行の時代!本木雅弘主演NHK特集ドラマ『流行感冒』地上波初放送決定! | RBB TODAY

舞台はスペイン風邪流行の時代!本木雅弘主演NHK特集ドラマ『流行感冒』地上波初放送決定!

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 今年4月にNHKのBS4K・BSプレミアムで放送された特集ドラマ『流行感冒』が、11月6日にNHK総合で地上波初放送されることが決定した。

 原作は志賀直哉の同名小説。舞台は全世界を未知なる恐怖に陥れた「スペイン風邪」がはやった今から約100年前。感冒流行の中、理性を失い無闇に人間不信に陥った主人公が、人への信頼を取り戻し日常に帰るまでを描いた物語。主人公を本木雅弘が演じ、安藤サクラ、仲野太賀、古川琴音、松田るか、石橋蓮司といったキャストが脇を固める。

 同作は先日、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2021」の単発ドラマ部門で優秀賞を受賞。令和3年度文化庁芸術祭のテレビ・ドラマ部門参加作品でもある。

 地上波放送決定を受け、本木は同作について「数年前から、今現在までも、世界中の方々が経験した、そして共鳴するであろうテーマです」とコロナ禍の今と重なる部分があると語り、「『流行感冒』という堅苦しいタイトルではありますが、非常にささやかで、しかし、とても大切な人間愛に触れるストーリーです。自問と、他者への共感を澄んだ眼差しで掬い取っていく、志賀さんの原作と同様、思うままに動いていく人々の心の綾を感じさせる、長田さんの味わいある脚本の仕上がりにも惹きつけられ、妻役の安藤サクラさんをはじめ、共演者の皆さんの個性が見事に役にハマり、自然と物語に没入することが出来ました。大正時代の和洋折衷な設えと当時の暮らしぶりも魅力的です」とアピール。

 そして、「是非、多くの皆さんにご覧いただき、一家族の危うく滑稽な出来事を通して、どんな状況に陥っても、“人は人を愛おしいと思える力を持っている” そんな 小さく輝く希望の光のようなものを感じていただければと、素直に願っております」とコメントした。

 また、「東京ドラマアウォード2021」受賞についても「『東京ドラマアウォード』優秀賞の受賞、大変嬉しく思います。自分としても、出口の見えなかったコロナ禍の中で、唯一 出演した作品でした。100年前にも起きていたパンデミックをなぞり、スタッフ共々、まさに命をさらしながらの撮影は臨場感と緊張感の連続でしたが、灯台の下を照らすような、ささやかな発見のある物語は、結果、自身にも大きな癒しを与えてくれました。共演の方々の自然な佇まいや、ミニマルな劇音楽も素晴らしく、普段は手厳しい身内関係者や家族も評価してくれたことが、更なる救いと悦びになりました。この機会に、是非、多くの方にご覧いただければと思います」と語った。

 特集ドラマ『流行感冒』はNHK総合で11月6日16時45分から放送。

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《松尾》

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