神田伯山がヤマハ半導体事業の黒歴史を解説 | RBB TODAY

神田伯山がヤマハ半導体事業の黒歴史を解説

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 23日18時5分からは、NHK総合で「『神田伯山のこれがわが社の黒歴史』(2)~ヤマハ・半導体の落とし穴~」が放送される。

 全国421万社、大小問わず一つや二つは抱える失敗談。同番組は、調子に乗って大コケしたあの商品や、思わぬ落とし穴にハマったあの巨大プロジェクトなど、少し話しづらい黒歴史=苦労の歴史を、人気講談師・神田伯山が語る異色の経済番組。

 今回は、静岡・浜松の総合楽器メーカー「ヤマハ」の半導体にまつわる黒歴史を取り上げる。実は同社は、知る人ぞ知る「ものづくり大好き企業」。楽器の製造のみならずバイクを作って大成功したり、アーチェリー・ゴルフといったスポーツ事業・果てはバスタブまで製造するなどチャレンジングな社風を持つ。

 半導体事業も、元は自社の電子オルガンの音質向上のために開発したもの。それが予想以上の高品質・高性能を生み出し、90年代のパソコン普及期を追い風に事業は一気に拡大。マイクロソフト・インテルなどと組んで一時は世界で売られるパソコンの半数近くにヤマハ製の半導体(音源チップ)が搭載された。ところがその後、風向きは一変。天竜川近くに新設した最新鋭の新工場は、ほとんど稼働することなく売却する羽目に。ジェットコースターのような浮沈に満ちた足跡を講談で辿っていく。なお、黒歴史の再現VTRはウルトラ怪獣のコマ撮りで演出。一流クリエイターの手による“動く怪獣たち”が、ストーリーを盛り上げている。

 神田は収録を振り返り、「今、どの企業さんも本当に厳しい状況が続いていると思うので、今回ヤマハさんがオファーを引き受けてくれてうれしかったですね。黒歴史に出ていただけるというのは、会社の業績がいい証だと思うので、ヤマハさんも今絶好調なんじゃないかな(笑)」とコメント。

 また、「『黒歴史』というちょっとダーティーなイメージがありますが、見てみると失敗談をポップに楽しめて教訓も得られる、とても良質な番組です。成功談って自慢にも聞こえて楽しくないですけど、失敗談はみんなで笑えますし、教訓にもなります。自分も恥をさらすことが多いですが、意外にみなさん喜んでくれます。先日、ラジオで僕の薄毛治療の話をしたところ、とある企業さんからオファーをいただきまして。仕事につながることがあったんです。失敗や黒歴史って、恥じることではないのかもしれないですね」などと語っている。

《KT》

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