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女優の杏が、5日放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に出演。女優人生を左右した恩人として福山雅治と香川照之を挙げた。
モデルとして活躍していた2007年、21歳だった彼女に女優としてのオファーが舞い込む。初めての演技に戸惑いを感じながらも撮影を続けていた彼女は、福山と対談を行った際、思い切ってその悩みをぶつけた。
すると彼から「杏ちゃんのもとに仕事が来たってことは、杏ちゃんと仕事をしてみたいと思った人がいるということ。その人の思いに応えるということが一つの答えじゃないかな」という回答が。俳優とミュージシャンという2つの道を両立させていた福山ならではのアドバイスに、演じる覚悟が決まったという。
女優業を始めて2年半が経った2010年、杏は日曜劇場『新参者』(TBS系)に出演。だがその劇中、あるシーンで、台本に書いてある通りに涙を流すことができずにいたという。その時に助言をもらったというのが香川。今回、彼に特別にインタビューすると、杏には、泣きの芝居のときに彼自身がいつもやっていることを伝えたことが判明。
香川は泣きの演技について「多くの俳優は、実人生から引っ張ってくるんです。誰かの死とか何かの喪失とか」と述べ、「むちゃくちゃ不幸か、むちゃくちゃ幸せかっていう両方で泣けたりするんです。そんなお話を杏さんにしたのかなと思う」と証言。これによって泣きの演技ができた杏は、さらにより深く芝居と向き合うようになったと話していた。