NHK、2023年前期朝ドラは神木隆之介主演『らんまん』 | RBB TODAY

NHK、2023年前期朝ドラは神木隆之介主演『らんまん』

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神木隆之介
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 NHKは、2023年度前期の連続テレビ小説として『らんまん』を放送。主演は神木隆之介が務めることもあわせて発表した。

 第108作に当たる今作では、日本の植物学の父・牧野富太郎がモデル。喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花やみずみずしい里山の情景とともに描いていく。実在の人物がモデルではあるが、激動の時代の渦中で、ただひたすらに愛する草花と向き合い続けた、ある植物学者の波乱万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描かれるとのこと。

 いま、世界共通の目標としてSDGsが提唱されている。持続可能な地球を守り続けるために人間と自然環境がどう向き合っていくかが問われる世相は、牧野富太郎の生きざまやその思想に符合する。舞台は、明治維新から激動の大正・昭和そして未曽有の敗戦へ。そんな混乱の時代の渦中で、生命の多様性を肯定し続けた牧野富太郎の生涯とは、どんなものだったのか。

 作者の長田育恵は、「題材を問われ、真っ先に浮かんだのが牧野富太郎の大きな笑顔でした。世界規模での感染症流行の渦中、この先に広がる世界を思い描いたとき、もう少し風通しがよく、もう少し優しい、ひとりひとりの多様性が尊重される価値観が求められていくのではないかと想像したからです」とコメント。

 「時代のうねりの中、彼の生き方は簡単に理解を得られるものではありませんでした。そんな彼を支え、磨き抜いていったのが、鮮やかな出逢いの数々です。生涯で約1,500種類以上の新種を発表し、約40万点以上の植物標本を残した富太郎。けれど、その足跡を見渡せば、富太郎という広場に集った人々こそが、花のように咲き誇っていることでしょう。富太郎をモデルに描く主人公、槙野万太郎。ありのままの生を見つめる明るい眼差しと、植物が光に向かうような生命力、そしてひたむきに何かを愛する心が、観てくださる方の『今日』を彩ることを願っています」とした。

 主演の神木は「人生でこんなに嬉しい事が起きるのかと驚きました。それと同時に長く深く誰かの人生を生きるという責任、とにかくひたすら一生懸命生きます。牧野富太郎さんの笑顔を見た時に、なんて素敵な優しい笑顔なんだ、こんなに純粋に屈託ない笑顔ができる牧野さんがすごく羨ましいな、と思うと同時に、優しさに包まれる気持ちになりました。僕も牧野さんみたいな素敵な笑顔が似合う人になれるように、また、観てくださる方が優しい気持ちに、そして、"笑顔"になっていただけるように精一杯頑張ります」と意気込んでいる。

《KT》

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