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6日、『北京オリンピック フィギュアスケート団体』(フジテレビ系)が放送。初めてのオリンピックのリンクに立つ高校3年生18歳の鍵山優真が、男子フリーで1位を獲得。悲願の団体メダル獲得にも弾みをつけた。
2014年のソチ五輪で正式種目に採用された「フィギュアスケート団体」。これまで2大会連続5位に沈んでいた日本だったが、今回は初日を終えて3位の中国とわずか1点差の4位。
まずは女子ショートプログラム。鍵山と同じくオリンピックデビューを果たした樋口新葉が丁寧で柔らかい演技を魅せ、さらに全てのジャンプを美しく着氷。4年前は届かなかった舞台で力を出し切り、個人2位となる74.73点。さらにこれによって日本団体はメダル圏内の3位に浮上し、決勝進出を決めた。
追い風を受けた形で、男子フリーに臨んだ鍵山は滑るごとに安定感を増していった。最初の4回転サルコウも高さ十分、着氷もスムーズで加点に貢献。新たに追加した4回転ループもなんとかこらえた。
この後も4回転トゥループを美しく決めるなど、4回転を計4本跳んだ鍵山。これまでの自己ベストは197.49点だったが、今回それを10点以上も上回る208.94点。パーソナルベストを大幅更新し、個人フリー1位。オリンピック初演技を称賛のうちに終えた。これでフィギュアの団体戦は、7日のペア、アイスダンス、女子フリーを残すのみとなった。