「沖縄戦」描いた映画『島守の塔』本日公開!萩原聖人&吉岡里帆登場の本編映像解禁
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本日22日に公開を迎えた映画『島守の塔』。今回、主演・萩原聖人と吉岡里帆を捉えた本編映像が初解禁された。
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県民の4人に1人、約20万人が犠牲となった「沖縄戦」。同作では、「命(ぬち)どぅ宝、生きぬけ!」と叫んだ2人の官僚と、「沖縄戦」に翻弄される沖縄県民の姿が映像化されている。それぞれの苦悩と生きることへの奮闘が描かれており、沖縄本土復帰50年の節目に「命の尊さ」を次世代に継承する作品となっている。
戦中最後の沖縄県知事として赴任し、軍の命令に従いながらも食料確保や疎開など県民を守ろうとした島田叡役には萩原聖人。職務を超えて沖縄県民疎開に尽力した警察部長の荒井退造役には日本映画界に欠かせない俳優・村上淳。2人がダブル主演している。
また、島田の世話役の県職員・比嘉凛を吉岡里帆が熱演。凛の妹で看護学徒隊の比嘉由紀を池間夏海。さらに、映画『ひめゆりの塔』に出演していた香川京子が現代の凜を演じている。監督は『地雷を踏んだらサヨウナラ』など社会派作品で知られる五十嵐匠。
このほど解禁されたのは、沖縄県民含め約20万人が犠牲となった「沖縄戦」において、一人でも多くの県民の命を助けようとした萩原演じる島田叡県知事が、県民に禁止されていた芝居や酒、たばこを許したことに対し、不満を露にする吉岡演じる比嘉凜とのやり取りを収めた本編映像。
当時軍国教育を受け、日本が勝つと信じて疑わない凛に対し、島田は県民へ課した飛行場建設や陣地構築、食料増産に感謝しつつ、それに報いるものが「敵の上陸戦やったり、集団玉砕かもしれん」と吐露。思わず下を向いてしまう凜に「こんな時や、人間ちょっとくらい楽しみがあったってええんとちゃうか」と答える。その言葉で笑顔になる凜は沖縄に伝わる踊りのカチャーシーの意味について「喜びも悲しみもかき混ぜてみんなで分かち合う」と伝えると、今度は島田が元気づけられたように微笑む。ここから凄まじい米軍の攻撃と上陸が始まる前の沖縄の美しい海を見つめながら2人は何を考えたのか?
映画『島守の塔』は、現在公開中。
《KT》
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