福地桃子に感じた「繊細さと力強さ」、岡山天音が印象を語る
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同作は、海辺の町でひっそりと旅館を営む中島奈々(福地桃子)と、喪ってしまった恋人の足跡を辿りその町に行き着いた青年・藤井俊太郎(岡山天音)の新しい結びつきと希望を描く物語。
役作りについて、福地は「井樫さんが描かれた脚本の中から受け取ったものと、実際に(撮影現場の)あの場所で自分が過ごした時間と、その二つが合わさって、奈々という役が体に馴染んでいったように思います」と振り返った。
そんな福地の印象について、岡山は、「最初、とても品のある方だなと思いました」といい、「声が小さかったりと、そういう線の細さみたいなところはあるのですが、パワフルに座長というポジションを全うしようとされていたりとか、お芝居に対しても、この作品に対しても、あらゆることに正面からぶつかっていくパワフルさみたいなものも同時にある感じがしました。なかなか出会ったことのない方だなというイメージがありました」と続けた。「繊細さと力強さみたいなものは現場で感じていした」とも。岡山の言葉を、福地は、ときおり照れ笑いを浮かべながら、聞いていた。
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