【インタビュー】福原遥、朝ドラ「舞いあがれ!」のヒロイン抜擢に「全力投球で走り切りたい!」 | RBB TODAY

【インタビュー】福原遥、朝ドラ「舞いあがれ!」のヒロイン抜擢に「全力投球で走り切りたい!」

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 2022年度後期 連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK)が、10月3日から放送スタートする。1990年代から今の時代を描く同作は、福原遥が演じるヒロイン・岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。

 「朝ドラのヒロインをずっと夢見ていた」という福原は、2,545人の中からオーディションで抜擢。現在、東大阪市の町工場で生まれ育ち、旅客飛行機のパイロットを志すヒロイン・舞役の撮影に臨んでいる。そんな福原がヒロインに抜擢されたときの心境や周囲の反響、撮影現場の様子や10月に放送を迎える思いを語ってくれた。

ーー何度もオーディションを重ねて、念願の朝ドラ出演が決まったときの心境はいかがでしたか。

まさか…という思いで、実感がわかないけれど涙が出るような不思議な気持ちでした。朝ドラに出たくてずっと頑張って来た部分もあったので、とにかく嬉しかったですし、今自分が持っている力を全部出して、見ている方に少しでも前向きになれる気持ちを届けたい思いでいっぱいになりました。

ーー朝ドラのヒロインが決定して周囲の反響はありましたか。

携帯の通知が鳴りやまなくて、皆さん、喜んでくださりました。朝ドラのオーディションを受けていたときに、ほかの作品のお仕事をしていたのですが、その作品の共演者の皆さんも応援してくれていたので、皆さん自分のことのように喜んでくれて嬉しかったです。

ーーいよいよ10月に放送がスタートしますが、今のお気持ちは?

楽しみな気持ちでいっぱいですし、ドキドキワクワクしています。たくさんの方に勇気や笑顔、前向きになれるメッセージを届けられたらいいなと思って日々撮影しているので、この作品が多くの方に届いたらいいなと思います。

ーー第1話を視聴した感想はいかがでしたか。

ずっと作品を見たいと思いながら撮影していたので、感動しました。優しくそっと背中を押してくれるようなホッとできる作品なので、見てくださる方も温かい気持ちになってもらえるんじゃないかなと思います。私自身も今後の展開がすごく楽しみです。

ーー岩倉舞という役柄の印象を教えてください。

舞ちゃんは人の気持ちが分かる女の子で、自分よりも人が笑顔でいてくれたらという考えの素敵な女の子です。小さい頃は自分の意見が言えず、人に合わせたりして、いっぱいいっぱいになってしまうことがあるのですが、芯の部分では強い人になりたいんだという思いが誰よりも強くて。成長していくことによって自分の意見や思っていることが言葉にできるようになっていく、前向きでカッコいい女性です。

ーーどんなところを意識して演じていますか。

舞ちゃんは小さい頃は自分の意見が言えなかったり、強くなれないところがあるので、その成長過程を細かく表現したいなと思っています。相手役の方や現場の環境をきちんと受けて感じながら成長して行けたらいいなと思います。

ーー自分自身と役柄が似ているところはありますか。

自分はこうしたいという思いがありながらも意見が言えなかったり、自信が持てないけれどやりたいという葛藤があるところが舞ちゃんと似ています。私自身も強くなりたいという思いがあるので、舞ちゃんから勇気をもらって一緒に成長している感覚で演じています。

ーー朝ドラの現場でのお芝居はいかがですか。

楽しいです。本当に贅沢な環境でお芝居をさせていただいて、日々幸せだなと思いながら撮影しています。家族役のお母さん(永作博美)、お父さん(高橋克実)、ばあば(高畑淳子)、お兄ちゃん(横山裕)も第二の家族のような感覚で現場に一緒にいさせてもらっていて、お芝居の相談をさせていただいたり、緊張感もありつつ、ホッとできる温かい環境で撮影しています。

ーー舞が「人力飛行機サークル」で出会う共演者の皆さんとのエピソードも教えてください。

人力飛行機のチームメイトは明るくてエネルギッシュで、青春しているなという感覚があります。人力飛行機を飛ばすために、みんなが一つにまとまってがむしゃらに頑張っていくのですが、この作品が一つにまとまっているからこそ現場でも団結力がありますし、緊張感もありながら楽しく撮影しています。

ーー物語の舞台になっている東大阪と五島列島の印象はいかがですか。

東大阪はものづくりの町で、機械の音がしたり、いろいろな町工場がたくさんあるところがすごく新鮮でした。ここからいろいろな物が作られて、私たちが生活で使わせてもらっているんだなと感じましたし、ねじ工場の見学に行かせていただいたときは職人さんの手が素敵だな、カッコいいなと思いました。五島列島は空気が気持ちよくて海が透き通っていて行った瞬間にいやされました。悩みや不安があっても解き放される感覚がある場所で、どちらも素敵な場所だなと思っています。

ーー福原さんは朝ドラ『おひさま』を見て女優を志したそうですが、どの辺りに影響を受けましたか。

中学生の頃、学校や仕事のことで悩んでいた時期に『おひさま』を放送していて、困難があっても、いつも太陽のような笑顔で明るく進んでいくヒロインの姿を見て、私も何があっても前向きに頑張りたいなと思いました。自分の捉え方ひとつで、こんなにも人生が変えられるんだなということを感じて、私もいつか朝ドラに出て同じように背中を押せる存在になりたいなと思いました。

ーー朝ドラのヒロインという夢を一つかなえましたが、今後はどのような夢をかなえて“舞いあがって”いきたいですか?

今は、この『舞いあがれ!』という作品をたくさんの方に届けたいですし、全力投球で走り切りたいです。夢や勇気をもって一緒に前に進んでいこうとか、夢に進んでいくエネルギーを伝えたいです。舞ちゃんも頑張っているから、自分も頑張ろうと思ってもらえるように頑張りたいです。

《小宮山あきの》

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