1万円を切る動画編集ソフト『Filmora』の機能がスゴい! | RBB TODAY

1万円を切る動画編集ソフト『Filmora』の機能がスゴい!

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カラーマッチ 適用後
カラーマッチ 適用後 全 13 枚
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Wondershareから販売されている動画編集ソフト『Filmora』。現在はバージョン11が最新版となっていますが、今回は実際にYouTuberとして活動している私「はる缶」が、動画制作者目線で同ソフトをレビューしてみました。以下、私のおすすめポイントをまとめていますが、とにかく簡単な操作で幅広い編集ができる印象をうけました。


お得な永続ライセンス



FilmoraにはWindows版とMac版があり、個人向けには1年間プラン(6,980円/税込)、永続ライセンス(8.980円/税込)、Filmora+Filmstockお買い得年間プラン(11,780円/税込)の3種類が用意されています(学生や教員向けには1年間プラン5980円(税込)、永続ライセンス8,980円(税込)とさらにお得になっています)。

動画編集ソフトのAdobe Premiere Proでは、年間契約で28,776円(税込)、月払いで2,728円(税込)となっているので、その手ごろ感に圧倒的な違いがあるのがわかります。Filmoraは動画制作初心者の方や、本格的な動画制作を始める第一歩の編集ソフトとしてもオススメです。以下、その主な理由を紹介していきましょう。

Filmora価格表



豊富なエフェクトのテンプレートやトランジション



Filmoraにはデフォルトで様々なエフェクトが用意されています。動画にエフェクトを挿入する場合は、使いたいオブジェクトを挿入し、その大きさや動き方を0.1秒単位で微調整したり、さらにその上にマスクやレイヤーを重ねて自然な動きを作ったり、とても高度で面倒な作業が必要になってきます。

Filmoraにはベーシックなものから「AIポートレート」や「漫画風」など様々なエフェクトが用意されているため、自分がイメージするエフェクトを探して、それを素材の上にドラッグ&ドロップするだけで、凝った動画にすることができます。

例えば、「AIポートレート」を適用すると、ネオンの線が人物の外側を囲うように動いてくれたり、「漫画風」を適用すると、映像に動く集中線を付けることができたり、コマ割りされた漫画の1ページのような映像を作ることができます。他にも、様々なオーバーレイを適用することで、夕暮れの色味を再現できたり、高性能な一眼カメラで撮影したようなレンズフレアも再現することができたりします。個人的には、エフェクトに含まれる「シネマ21:9」を使うことで簡単にシネマスコープ(映像上下の黒帯)を入れることができるので、Vlog動画ではよくこのエフェクト使っています。

エフェクト「ネオンフロー4」


エフェクト「日本のスピードラインパック オーバーレイ04」


また動画は、クリップを繋げただけだとブツブツと途切れた映像になり、視聴者も疲れてしまうのでトランジションはとても重要です。Filmoraにはシーンの切り替えモーションを付けるために使うトランジションも豊富な種類が用意されています。シンプルで使いやすいトランジションから、複雑なアニメーションを組み込んだものまで用意されているため、高度なスキルなしに効果的な動画を作ることができると思います。

例えば、徐々に映像が次のクリップに移り変わる「ディゾルブ」や、ページをめくるような場面切り替えの「Page Curl」などベーシックに使えるものもありながら、旅行動画で使えそうな和風テイストの「国内旅行和柄パック トランジション」や、ゲーム動画で使えそうなポップな「アーケードゲームパック トランジション」など、動画に個性を持たせることができるトランジションもあります。これらトランジション動き方は、編集画面のタブでサンプル映像として確認することができます。

トランジション「Page Curl」


トランジション「国内旅行和柄パック トランジション06」



驚き!高性能なモーショントラッキング



Vlog撮影や取材撮影など、外で撮影をするときの悩みのひとつが、他人の映り込みです。個人的には動画の背景をすべてモザイクになるのも嫌だし、かといって通行人の歩くスピードや位置に合わせてモザイクをかける処理をするのも手間。基本的には撮影の段階で映り込みを最小限にする努力をしています。しかし、Filmoraのモーショントラッキングを使えば、そんな悩みも解決します。モザイクをかけたい対象を大雑把に囲むだけで、自動でかなり正確にレタリングされ、面倒な微調整が必要ありません。

モーショントラッキング モザイク加工


モーショントラッキング 設定画面


他の動画編集ソフトでもモーショントラッキングはできますが、たいていは動画をコマ送りで確認しながら対象物にエフェクトを追従させるための細かい設定をする作業が必要になり、とても時間がかかります。

アクティビティシーンやペットが走っているシーンなど動きの激しいものでも正確にトラッキングしてくれるので、動画にひと工夫入れたいときや、動画をわかりやすくしたいときなどには便利です。例えば、ドッグランで複数の犬が走っている動画を撮ったとき、特定の犬を目立たせたい場合やそれぞれの犬の頭上に名前を付けておきたい場合などに、モーショントラッキングを適用することで、特定の走る犬に追従して画像や犬の名前のテキストを表示させておくことができます。


簡単な操作だけで音量調整ができる(オーディオダッキング)



動画編集作業のときに毎回後まわしにしてしまうのがオーディオ編集です。全体の音量バランスをそろえたり、BGMや効果音を入れたり、喋っている部分だけ音量を上げたり、ノイズを減らしたり……、オーディオの編集は意外とやることが多くて大変です。Filmoraには『オーディオタッキング』という優れた機能があります。これは例えば、音声がBGMと重なっているシーンがある場合には、自動的にBGMの音量を下げることでナレーションを分かりやすくしてくれるものです。

筆者がFilmoraを使用したときの編集画面を見てもわかる通り、強調したい音声が含まれるクリップに『オーディオダッキング』を適用することで、BGMのオーディオデータをいじることなく調整ができます。動画編集作業では、なるべく映像の編集に多くの時間を使いたいものです。そのためオーディオ関係の編集時間が少しでも短くできるこの機能は嬉しいポイントです。

オーディオダッキング 設定画面


ほかにも、動画編集の手間を軽減してくれる注目機能として、画面録画・録音の機能があります。この機能は動画を編集している途中にパソコン画面のキャプチャーが追加で必要になったときや、切り貼りした動画の速度に合わせて音声を当てたいときに活躍してくれます。

例えば動画にアテレコをするときは、動画編集ソフトを一旦置いておき、別の録音用ソフトを立ち上げて音声を録音し、録音したデータをmp3などに圧縮保存してから再度動画編集ソフトを開いて挿入する流れが一般的だと思います。Filmoraは動画編集ソフトでありながら、画面録画・録音もできるようになっているため、編集した動画を再生しながら、Filmoraの編集画面内に新規のオーディオトラックとして、リアルタイムで音声を入力することができます。

ソフト内音声録音機能


これによって、ほかのソフトで録音したオーディオデータを挿入する際に、動画の該当箇所を探したりタイミングを調整したりする手間が省けるだけでなく、いくつかのソフトを併用せずに、作業をFilmoraだけで完結させることができるため、パソコンにとっても負荷が少なくなるので嬉しい機能です。

また編集画面上でウェブカメラ撮影もでき、撮影したデータは自動的に編集画面上のトラックに追加されるため、複数のソフトを併用したくない人や、撮影機材やソフトに詳しくない人でも、撮影から編集までをFilmoraだけで完結させることができます。


■簡単にアニメーションをつけることができる



今までは、テキストやオブジェクトを動かすときはモーションを「つくる」という考えだったのが、Filmoraを使い始めてから、モーションを「つける」という考え方に変わったくらい、Filmoraでは短時間で手軽にモーションエレメントを挿入することができます。

例えばYouTubeでよく見かけるグッドボタンにモーションをつけたり、通知オンを促すベルのマークにアニメーションをつけるなど、気の利いたサンプルが用意されているのも特徴で、動画のシーンに合わせて複数のエレメントを組み合わせたり工夫することで オリジナルのエンディングも作ることができます。

今回私はFilmoraのエレメントで、「小さな吹き出しが半回転しながら大きくなって出現し、吹き出し内のハートが約3秒間大きくなったり小さくなったりを繰り返す」というものを簡単に作ってしましました。


エレメント「イタリア・ソーシャルメディア・アイコン・パック エレメント10」□□


動画画全体の色味を自動で統一できるカラーマッチ



Vlogのように場所を変えながら撮影した動画は、自然光か室内灯か、朝か夕方かなど、周囲の状況によって撮影した動画の色味がばらばらになりがちです。統一した色味で、動画全体を統一したい時には「カラーマッチ」という機能がオススメです。自分のイメージに合う色味を素材の中から探し、その素材の色味を基準として他のクリップを自動で合わせることができます。この機能を使うことで、複数のクリップをひとつひとつ手作業で調整する手間がなくなり、直感的に自分のイメージを反映させた統一感のある動画に仕上げることができます。

カラーマッチ 適用前


カラーマッチ 適用後




今回レビューした動画編集ソフト『Filmora』は、とにかく簡単な操作のみで時間をかけずにハイクオリティで個性のある動画を作れるソフトだと感じました。動画編集作業に慣れておらず、ソフトごとに操作を覚えるのが苦手な方や、パソコンのスペック的に複数のソフトを併用したくない方、これから動画編集を始めようと思っている方にはぴったりのソフトです。複雑な操作なしで、専門用語があっても視覚的説明が補助されている点でとてもオススメできると思います。

動画編集ソフト『Filmora』のページ

●筆者プロフィール・はる缶


デルとして化粧品のイメージやファッション雑誌、テレビなどでも活躍しながら、現役女子大生YouTuberとしてVLOGをアップしたり、「ガジェット女子」としてガジェット関係の商品レビュー動画もアップしている。メカニックなものが好きで、パソコンや周辺機器、ゲームやバイクに関する情報発信から、パソコンソフトの使い方や動画編集のノウハウを発信している。

《はる缶》

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