14日放送の連続テレビ小説『舞いあがれ！』第53話では、倫子（山崎紘菜）の言葉が反響を呼んだ。
妻・美幸に離婚届を送ろうとしていた中澤（濱正悟）。倫子は「中澤は美幸さんの夢、聞いたことあるの？」と尋ねたうえで、こう切り出す。「あんたはまず最初に理解しないといけないことがある。中澤が夢を追いかけられるのは中澤が男だからだよ。もし子供を持つ女性が突然パイロットになるなんて言いだしたら誰が応援してくれる？きっと止められる。母親なのにって」告げる。
さらに倫子は「それにパイロットなんて男の職業でしょなんて言われて、女性の機長だって日本にはまだいないじゃない。中澤はその意味を全然分かってないんだよ」と吐露。
中澤が「別に俺がそうしたわけじゃない。男が稼いで女が家庭を守る。そう決めたのは世の中だろ」と反論すると、倫子は思わず中澤にお茶をかけ、涙ながらに「だから私は変えたいの！変えるためにここに来たの。自分の人生を世の中に決められたくない。男も女も関係ない」と想いをぶつける。
そして「私がパイロットになりたいって思ったように美幸さんもやりたいことがあるかもしれない。中澤はこれまでそういう話を聞いてこなかったんじゃない？」と、妻と向き合うように訴える。
ネットでは倫子の姿に「かっこいい」という声がある一方で、「そこまでしなくても」、さらには「あそこまで思う倫子の過去を知りたい」「中澤の奥さんの気持ちを知りたい」といった意見も飛び出している。
15日放送の第54話。いよいよ最終審査を迎えた舞（福原遥）たち。最終審査は3日間で行われ、初日は教科の質問に口頭で答える口述審査。2日目は実際に飛行してその習熟度を測るエアワークの審査。この2日間で舞たちは、立派に成長した姿を見せる。そして最終日。帯広空港を起点に各空港を巡る野外飛行する野外航法に臨む。大河内（吉川晃司）は、舞と柏木（目黒蓮）を帯広空港から見守る。
