NHK、2023年度の番組の改定方針発表!大人の教養ゾーンや若年層向けの「夜ドラ」も拡大! | RBB TODAY

NHK、2023年度の番組の改定方針発表!大人の教養ゾーンや若年層向けの「夜ドラ」も拡大!

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 NHKは9日、2023年度の番組の改定方針に関するオンライン説明会を開催。2023年度は、「デジタル時代に新たな公共性を確立」「時代を超えるNHKならではのコンテンツを提供」「地元密着と地域連携を強化」「映像・音声資産の再構築と価値還元」の4つを柱とした改定方針を発表した。

 メディア戦略本部の篠田恵一専任部長は、「2022年度は、かなり大きく編成を見直した。今年度は、その定着と充実を図ることをベースに、NHKだからこそできる放送・サービスに力を入れ、コンテンツを強化し新番組を配置していく」と説明した。

 具体的には、揺らぐ世界情勢を踏まえ、世界情勢をもっと知りたいという視聴者の関心に応えるべく、これまでBS1で放送してきた「キャッチ!世界のトップニュース」(月~金・午前10時5分~10時45分)を総合テレビに定時番組として移設。

 Eテレの午後10時台の「大人の教養ゾーン」の強化を図り、第一線の研究者やクリエイターたちが講師となってオンライン講座などを行う「NHKアカデミア」(午後10時~10時30分)や、博物館や動物園といった施設の裏側に潜入する「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪」(午後10時30分~11時)などの“大人向け教養番組”を拡大する。

 また、「手話関連番組」を増やし、ろう者・難聴者に必要な情報を届ける「#ろうなん」(水)の設置や、「NHK みんなの手話」 (金・午前11時30分~11時54分)の新ナビゲーターにSnow Manの佐久間大介を起用するなど、手話を身近に感じられる番組を強化。

 このほか、「地元密着と地域連携を強化」し、サンドウィッチマンと芸能人が家族や友人たちと、愛する故郷を旅行ツアー形式で紹介する新番組「サンドどっちマンツアーズ」(日・午後6時05分~6時43分)など、地域を応援する番組もスタートさせる。

 また、昨年度から若い世代をターゲットに位置付けてスタートした夜の連続ドラマ「夜ドラ」(平日22時45~)について、「手応えは感じている?」との問いに、同氏は「今、放送している『ワタシってサバサバしてるから』は、若年層の方にも、ご覧いただけているのではと思っている。コロナ禍での宅配のリアルを描いたハートフルなドラマ『あなたのブツが、ここに』は、最後にダンスをやって話題にもなった。ご意見を踏まえて、いろんな形での広がりを見付けていきたい」と回答。今年度は24話6週を基本に放送してきた「夜ドラ」は、4月クールの「おとなりに銀河」からは2週延ばし、8週32話を基本にすることも併せて発表した。

 12月に「新 BS2K(仮)」と「新 BS4K(仮)」の2波に生まれ変わる衛星放送の再編については、「12月には、BS1とBSプレミアムで放送している多くの番組を新BS2Kに凝縮して放送を継続する」とし、「BSプレミアムで放送中の『大河ドラマ』や『連続テレビ小説』の先行放送も、新BS2Kになっても同じ時間で編成したいと考えている。視聴者の皆さまに、できる限り円滑に再編を迎えていただきたい」と話した。

《小宮山あきの》

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