同書は、人気芸人たちと同居していたルームシェアの話やM-1決勝出場直後の思いをつづったダ・ヴィンチWeb上での連載に加え、元相方との秘話や尊敬する芸人や家族の話など、伊藤の“めっちゃ恥ずかしい”書き下ろしエピソードを収録した一冊。

初エッセイ出版の経緯について、伊藤は「コロナが始まって最初の本気の自粛期間に仕事が全てなくなりまして、生きるためにnoteというアプリで自分の文章を打って…というのが始まりです」と回顧。
「当時カズレーザーさんに、コロナの期間に始めたことが(コロナが)収まって来たときに仕事につながるはずだから、書いたほうがいいんじゃないかと言われて書かせていただきました。カズさんのお蔭です」と感謝を述べ、「今は印税のことで頭がいっぱいです。お金をいただくことが大好きので」と赤裸々に語り、笑いを誘った。

同書に掲載されているイチオシのエピソードについては、「“死なない以外のメリット”というエピソードがあるんですけれど、それが僕みたいなヘドが出るぐらいだらしない人間に刺さる話になっているんじゃないかなと。僕みたいなタイプの人に、ぜひ読んで欲しいなと思います」とアピール。
同書を自己採点すると「100点ですね」と胸を張り、「僕は自己承認の化け物なので、僕が100点と言わないと皆さんも読みづらいじゃないですか。100点のものを仕上げました!」と自信たっぷりに語った。

また、実妹で女優の伊藤沙莉について話題が及ぶと「一昨日に完成した本を渡して2人で飲んでいたんですけれど、今途中まで読んでいるみたいです」とにっこり。
交際中の蛙亭・イワクラについて「彼女は読んでいる?」と質問が飛ぶと、「ダ・ヴィンチに連載している時は、(完成した原稿を)送る前に読んでもらっていました。(イワクラは)面白いしか言わないです。基本的にポジティブな意見をもらってました」と告白。「結婚の予定は?」と聞かれると「結婚したら言いますよ。言うので連絡先を教えて下さいよ」と報道陣に詰め寄り、会場をわかせた。