滝沢カレンの初短編集『馴染み知らずの物語』(早川書房)が本日20日に発売となった。19日、Instagram(インスタグラム)を更新した滝沢は、作品に込めた思いなどをつづった。
滝沢は朝日新聞webで、名作のタイトルやあらすじをもとに物語を想像して書いていく「滝沢カレンの物語の一歩先へ」を2018年から連載中。今回発売となる著書は、45回にわたる連載から厳選されたエピソードに、書き下ろしを加えた内容となっている。
滝沢は「名作の題名とあらすじを読み、その先を自由自在に想像し自由気さくに書いていくお話。そこにはきっと、なんの馴染みもない物語が広がっていると思います。題名は知っているはずなのに、中身は全く違うというショックで体調崩さないようにご注意ください」と紹介。
また、物語を作るのは子どもの頃から好きだっとという滝沢。しかし、連載で実際に物語を書いてみると上手くいかないことも多かったという。「いざ書いていくと難しい表現にであったり、言葉不足の自分にもやがかかったり、頭の中が頑なに石のように動かなかくなったり山あり谷谷谷ありみたいに難しかったです」。
続けて、「それでも描き続けてきてよかった。今そう素直に思えます」「腕不足、文字足らずで表現知らずなふつつかものの物語にはなっているとは思いますが、思いだけはたっぷり乗せてきました。私の頭に広がった物語たちをもしよければ覗いてみてください」と思いを記した。