同展では、たい平が「食卓を囲んだみんなが笑顔になって福を招く!」という想いを込めながら自ら染め付けを行った「波佐見焼」のうつわを紹介する。
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イベントではまず、たい平が同展の開催に至った経緯を語った。元々うつわが好きだったというたい平だが、製作の現場を見学に行った際、海外の安価な磁器に押されて日本の工房が衰退していることを知ったそう。「何か自分にできることがあればなと思って、今回、波佐見焼をこのような形でご紹介させていただくことになりました」などと言葉にした。
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さらにメディア向けに染め付けのデモンストレーションを行い、開店時間になると自ら展示スペースに立ち、顧客を出迎えた。
囲み取材にて「笑点メンバーの中で、師匠のゲージュツを理解している方は?」との質問が出ると、「それは木久扇師匠です。木久扇師匠は最初、漫画家のところに弟子入りなさって、それから落語家になりましたから。いまだに絵をお描きになりますし。僕が笑点に入ったときにも、『絵心がある人がもう1人入ってくれて嬉しい』という手書きのハガキをすぐにくださったので」と感謝を込めて回答。「『落語だけじゃなくて色んなものに挑戦しなさい』といつも言ってくれているのも木久扇師匠なので、たぶん喜んでくれていると思います」などと続けた。
「逆に『この人はゲージュツは理解できないな』というメンバーは?」と尋ねられると、「小遊三師匠ですね」といい、「何で飲んで食べても同じだろうと思っていると思います」と笑いを誘った。
また、「なぞかけをお願いしたいんですけど」と無茶ブリされると、「『うつわ展』とかけて『6月21日から6月29日までと解きます。やっぱり、ジキ(時期・磁器)が大切なんです」と見事な切り返しで同展をアピールした。