山田杏奈、特派員協会で記者会見 主演作は「自分が今以上に居たい場所を考えるきっかけになってくれたら」 | RBB TODAY

山田杏奈、特派員協会で記者会見 主演作は「自分が今以上に居たい場所を考えるきっかけになってくれたら」

エンタメ 映画・ドラマ
(C)YAMAONNA FILM COMMITTEE
(C)YAMAONNA FILM COMMITTEE 全 2 枚
拡大写真

 福永壮志監督の最新作『山女』(6月30日公開)の上映会が26日、日本外国特派員協会で実施され、主演の山田杏奈と福永監督が登壇した。

 柳田國男の名著『遠野物語』に着想を得た同作は、18世紀末の寒村を舞台に、過酷な運命に翻弄される17歳の凛の生き様を描いたオリジナルストーリー。

 イベント冒頭、山田と福永監督から来場した海外メディアに向け流暢な英語での挨拶からスタート。山田は「できるだけ多くの方にこの映画を広めたいと思っておりますので、宜しくお願いします」と伝えた。初めて長編の時代劇映画に参加したという山田は「私が想像する時代劇は、江戸時代の所作を意識して演じるイメージでしたが、今回は時代劇だからというよりも、1人のあの村に生まれた凛という女性をどのように作っていくか、彼女の境遇や、彼女は何を考えて過ごしているのかということを意識して演じました」と役へのアプローチを明かした。

 また、撮影地について問われた監督は「早池峰山の実景以外は全編山形で撮影しました。森では樹齢数百年の木々があり素晴らしかったです。山男が住む洞窟も実際に人が使っていた洞窟で、そこから来るパワーもキャストの方々がうまく活かしてくれたと思います」と語り、続けて山田も「私もパワーをもらいながら撮影をしていました。普段東京に住んでいるので、森の中の撮影は有意義でした。ただ、ものすごく虫に刺されて大変でしたね」と記者の笑いを誘った。

 最後に、若い同世代に向けてどのように映画を見てほしいかと問われた山田は「私自身はさとり世代と呼ばれる世代らしく、何かに期待したり、傷つかないように最初から自衛している部分があると自覚しています。彼女も生まれてきた環境で、その環境を当たり前だと思っていたけれど、山に入ってもっと自分らしくいれる場所を見つけたように、この映画が、自分が今以上に居たい場所を考えるきっかけになってくれると嬉しいです」とメッセージを伝え上映会を締めくくった。

《KT》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース