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前日の28日には会場で開会セレモニーが行われ、スタジオジブリの鈴木敏夫(代表取締役プロデューサー)らが登壇。タイトルの発案者でもある鈴木プロデューサーは、今回の展覧会について「みなさんがジブリを忘れないでいてくれるのは『金曜ロードショー』の存在がものすごく大きいんです」と語ったうえで、「これまでの展覧会はどちらかといえば美術展だったけど、今回は日本テレビらしく参加型。エンターテイメントに徹している。そこが楽しい」と魅力を紹介した。
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会場には1984年の『風の谷のナウシカ』から2020年の『アーヤと魔女』まで、スタジオジブリのほぼ全作品の絵コンテが展示されている。絵コンテとは、いわば映画の設計図。シーンの流れをコマ割りしたもので、場面の構成やセリフなど演出イメージをつかむことができる。ほか、2018年から19年にかけて開催された展覧会「ジブリの大博覧会」富山展のために作られた巨大な「ジブリの幻燈楼」が東京に初登場。
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スタジオジブリ作品のポスターの中に飛び込んで、主人公のように撮影できるフォト空間や、『風の谷のナウシカ』に登場する“腐海”の空間、圧巻のクオリティーで作られた王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなども見どころの一つ。