7 MEN 侍・本髙克樹、難関ソウル大学の入試に驚きの解答! | RBB TODAY

7 MEN 侍・本髙克樹、難関ソウル大学の入試に驚きの解答!

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 7 MEN 侍の本髙克樹が、15日放送の『ニュー試』(NHK Eテレ)に出演。驚きの才能が明らかになった。

 同番組は、目からウロコの世界の入試問題に挑戦し、学びの奥深さと教育の多様性を伝える知的エンターテインメント番組。その中で出題されたのが、韓国の難関大学・ソウル大学の入試問題。最初の「問題1」は、「3人の失業者がいます。最も貧しい人ディヌ、最近経済的に没落して落ち込んでいるビシャンノ、慢性疾患がありお金を稼げれば治療できるロギニ、あなたは誰を雇いますか?」という出題。実際のテストでは、解答を考える制限時間は30分。その後、試験官の前で自分の考えを発表する。

 今年、早稲田大学大学院創造理工学研究科を卒業した本髙は、この問題にロギニを選択しながら、根拠を解説。「今回の条件として、同じ賃金で同じ成果が得られるということは、現時点での生産力以外の観点で3人を相対的に評価して、雇用の優先順位をつけました」と解説。「その時に最も優先順位が高かったのがロギニ」として、「長期的な視点で捉えた場合、3人ともが生産力を持つマンパワー、つまり早期に雇用せずに疾患が悪化した場合に、ロギニに関してはマンパワーを失ってしまう可能性があるということです」という見解を述べた。続けて、「その点に関してディヌは貧乏に慣れてるということで生産力の低下は考えにくい。またビシャンノに関しても心の健康を害してしまう可能性というのは懸念される」としながら、「そもそも貧乏に慣れていないというのは経験的な要素が強いので、今後乗り超えられる可能性が高いと考えている」などと説明。最終的に、「より広い視点での人材確保をめざしてロギニを選択しました」と告げた。

 続く「問題2」は、「3人の失業者を雇うことを国が行う場合、起こり得る問題点は?」というもの。これを本髙は、ディヌに関しては「最貧困層の救済」、ビシャンノは「災害などで経済的困窮に陥った人の救済」、ロギニは「慢性的な疾患を抱える人々の救済」と置き変えた。また「ロギニを救済しなかった場合は国の生産力が低下する。逆に国がロギニを救済した場合は、最貧困層が所得を得る手段がなくなってしまうので経済的格差が広がり、国の脆弱性が高まってしまう」と分析。その上で「どの選択も批判が生じる」と語り、その国において、どの層で困っている人が多いのかとうことに合わせて施策を選択すべき」と主張した。

 今回、本髙の解答を採点したのは、韓国の有名予備校の講師、イ・ソクロク氏。彼の解答に「A+」という最高評価をつけた。「質問の意図を完全に把握して論的根拠を持って解答していました。ロギニだけではなくそれぞれの立場も総合的に考慮して、ロギニを雇用するという論理の展開ができていた」と絶賛。「このレベルはソウル大学の志望学生と比べても全く遜色ありません」と激賞。

 そんな本髙に、ソウル大学の入試から最終問題が。それが「10日間、毎日1人ずつ雇用することになった。日によって人を代えて雇うこともできる。ディヌの『所得』、ビシャンノの『幸福感』、ロギニの『暮らしの質』、3者の合計を最大化する10日間の雇用案を提示せよ」というもの。これに本髙はフリップに、「雇われた日数」を横軸に、「働いて得られる成果」を縦軸にしたグラフを図示。その上で、「ビシャンノとロギニを5日間ずつ雇用すると成果が最大になる」という答えを導き出しながら、一方で3人の平等性を加味した解答も提示。「ディヌも雇用してあげるとなると、5日目の時点では同じ。そこでビシャンノとロギニを4日ずつ雇用して、残りの2日間をディヌを雇用すると、別解として1つの最適解になると考えているので、これを採用したい」と語った。

 単純に数式的に考えるだけではなく、ディヌの所得も気にかける優しさにイ・ソクロク先生は、「本当に驚きました。答えにバランスが取れていた。非常に素晴らしかったです」と最高評価。本髙がソウル大学に合格レベルにあると判断していた。

《杉山実》

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