吉本新喜劇・島田珠代が、26日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。2度目の結婚と、亡き夫について語った。
同じく吉本興業の社員と離婚後、2007年、名古屋の連続ドラマで知り合った小道具のスタッフと再婚。だが子どもが生後8ヵ月のとき、夫にステージ4の直腸がんが発見。余命は約5年と宣告された。
夫は仕事を辞め、家族ともども、島田の故郷・大阪へ。だが夫は抗がん剤の影響で精神的に不安定となりイライラが増していった。一方、島田も仕事が増えたことでイライラしてしまっていたそう。
彼女は当時を振り返り、「抗がん剤が(体に)合わないことが、そこまでツラいものだということが、のちのち分かった。もう少しその時に抗がん剤を勉強していたらもっと優しくなれた」と涙ながらに後悔。
夫婦の揉めごとも増えていったため、夫は実家の名古屋に戻ることを決断。ところが3歳の娘を連れて帰ると言い出したという。これによって「それは困る」「余命5年の俺の生きる糧はどこにある」「でも私だって寂しいよ」と、再び衝突。結局、夫は娘を連れて行き、島田は2週間に一度行っていたという。
名古屋にしばらく滞在して島田が大阪に帰るたび、娘は離れたくないと、名古屋駅で泣きじゃくっていたのだとか。彼女は「思い出すとやっぱり涙が止まらない」と号泣。その後、義理の両親が他界。そこで島田の母親が名古屋へ行き、3人で暮らすことになったそう。島田は、夫は結果的にはそこから11年生き、3年前に亡くなったと話していた。