27日放送の連続テレビ小説『ブギウギ』第41話では、戦争によって梅丸楽劇団にも規制がかけられた。
日中戦争が始まって3年。贅沢を禁止する法律が施行される中、警察が、梅丸楽劇団の公演に規制をかけ、派手な演目や演出、演奏を全て取りやめることになった。
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スズ子(趣里)に対しても警察は「お前の歌い方は軽薄だ。舞台の上で動き回って。今後は動かずに歌うように」と命令。三尺四方の枠からはみ出さずに歌うように言い渡される。だが本番、狭い枠の中だけでは我慢できないスズ子はついにそこからはみ出し、いつものように動き回って踊り出す。観客は拍手喝采だったが、警察に目をつけられて公演は中止となってしまう。
警察で取り調べを受けるスズ子。つけまつげに対して「欧米の退廃した文化に毒されている証拠だ。改めなければ子今後の公演も差し止めることになる」と言われ、渋々つけまつげを外す。帰る途中、署内で茨田りつ子(菊地凛子)と行き会う。
りつ子も風紀を乱すとして以前から警察から目の敵にされておいた人物だったが、この日も尋問に対して反発。「着飾って何が悪い!私はお客様に夢を見させる歌手よ」「表舞台に立つ者にとってこれは当たり前の格好です!」と主張。警察の命令に屈してしまったスズ子は、毅然とした態度の彼女を見て複雑な表情を浮かべる。
明日28日放送の第42話。スズ子(趣里)は警察署で自身の信念を貫く茨田りつ子(菊地凛子)の姿を目撃し、これから先自分はどうしていけばいいのだろうと、辛島部長(安井順平)に相談する。そんなスズ子が家に戻ると、梅吉(柳葉敏郎)は相変わらず泥酔しており…。