30日放送の連続テレビ小説『ブギウギ』第44話では、ついに梅丸楽劇団が解散してしまう。
梅丸の客の減少に歯止めがかからない中、スズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)が作曲した『蘇州夜曲』を初めて耳にする。そして善一に直接、「あの曲だったらステップを踏まなくても客を楽しませることができる」と訴える。
だが善一からは「僕には君が、警察の指導を避けるためにあの曲を選んだように思う」とズバリ指摘されてしまう。続けて善一はピアノで『ラッパと娘』を奏で始め、スズ子に「何をしてるんだい。歌うんだよ」と促す。
ステージでは、三尺四方の枠の中でしか歌えないその歌を、善一の伴奏とともに、激しく踊り、楽しく歌うスズ子。彼女は、客からの拍手と大歓声を思い出していた。だが2人の思いもむなしく、梅丸は解散してしまうのだった。
明日12月1日放送の第45話。楽団が解散して数週間、スズ子(趣里)は大阪に戻ってこないかと誘われる。悩むスズ子は羽鳥善一(草彅剛)に相談する。そんなスズ子に、善一は茨田りつ子(菊地凛子)のコンサートのチケットをプレゼントするのだった。