「Clio Awards」は、「ニューヨークフェスティバル」、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」と共に、“世界三大広告祭”のひとつに挙げられる広告の国際コンテスト。1959年に始まった「Clio Awards」は広告だけでなく、エンターテインメント、スポーツ、ミュージック、ヘルスクラブなど様々な分野に領域を広げ、各分野の創意的な作品を選定。 「Clio Music Awards」は、2014年に新設された部門だ。
「Ditto」のMVが、大賞受賞候補として挙げられているのは「Film&Video」部門。全世界から出品された数多くの作品のうち、わずか8編のみが大賞受賞候補に選ばれている。
日本でも高い人気を誇る「Ditto」。「Ditto」のMVは、映画・広告スタジオ「Dolphiners Films」のシン・ウソク監督が製作。NewJeansの統括プロデューサーを務める「ADOR」のミン・ヒジン氏は、従来のK-POPミュージックビデオとは異なる新鮮な創作物を望み、当時エンターテインメント業界で馴染みがなかったシン・ウソク監督に演出を任せた。
「Ditto」のMVは、Bunnies(NewJeansのファンネーム)とNewJeansの切ない関係を立体的な演出で表現。2編で制作され、K-POPのMVの固定観念を破ったストーリーテリングと映像美は、世界中から大きな反響を集めた。「Ditto」はNewJeansにとって、2023年最高のヒット曲へと飛躍。韓国の主要年末授賞式では、「Ditto」で大賞を総なめにした。
「Film&Video」部門以外にも、NewJeansがコラボした様々な作品が「2024 Clio Music Awards」で賞を受賞。NewJeansがYouTube shortsと共にした「#ImSuperShy」キャンペーンは、Fan Engagement部門のデザインカテゴリーで銀賞を受賞。
また、NewJeansが参加したCoke Studioグローバルアンセム「Be Who You Are (Real Magic)」の映像は、Use of Music in Film & Video部門の「Five Minutes and Over」カテゴリーで銀賞、Film & Video Craft部門のビジュアルエフェクトカテゴリーで銅賞を受賞している。
楽曲やパフォーマンスだけでなく、多彩なクリエイティブも世界中から注目を集めるNewJeans。彼女たちのパフォーマンスはもちろん、斬新なアイディアや演出が織り込まれたMVやビジュアルデザインにも注目だ。