NHKが番組改編発表!生放送の情報ワイド番組「午後LIVEニュースーン」、「新プロジェクトX」など放送 | RBB TODAY

NHKが番組改編発表!生放送の情報ワイド番組「午後LIVEニュースーン」、「新プロジェクトX」など放送

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NHK(Photo by Bernard Annebicque/Sygma/Sygma via Getty Images)
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 NHKは14日、2024年4月1日以降の番組改定についての説明会を開催。メディア戦略本部の篠田恵一専任部長は「『NHK経営計画 2024-2026年度』に掲げた(以下の)『コンテンツ戦略6つの柱』の実現を目指し、視聴者に正確で信頼できる情報や暮らしを豊かにする情報を多彩なコンテンツを届ける」と説明した。

<NHKが掲げる「コンテンツ戦略6つの柱」>
  (1)デジタルと放送が連携して、災害時になくてはならない命綱に
  (2) “フェイク”の時代だからこそ、顔の見える信頼のジャーナリズム
  (3)民主主義の一翼を担い、平和で持続可能な世界の構築に貢献
  (4)世界で輝く良質な教育・幼児子どもコンテンツ
  (5)未来を見つめ、人生を豊かにする教養・エンターテインメント
  (6)幅広いジャンルと地域情報で、多様性・多元性の確保を実現

 具体的な編成のポイントとしては、総合テレビで平日午後1~6時を生放送ゾーン化。午後1時台の番組「列島ニュース」の時間を拡大し、午後3時まで放送。午後3時台~6時まで“日本のいま”をビビッドに届ける情報ワイド番組「午後 LIVE ニュースーン」を新設し、NHKの取材力とネットワークを生かした全国各地からの中継を交えながら、最新のニュースや暮らしに役立つ情報を伝えていく。

 平日の午後帯放送のため、これまで以上に緊急情報に柔軟に対応。地震や津波などの災害や事件・事故などのニュースを迅速に伝えるほか、取材記者やディレクターが取材制作の裏側を語る「顔の見えるジャーナリズム」を目指し、民放のバラエティー要素を含む情報番組とはカラーが異なる、硬派な番組内容を目指す。

 また、「連続テレビ小説アンコール」をドラマの視聴習慣がある午後0時30分に移設。移設後の第1シリーズは「ちゅらさん」を放送し、その後、来年度から始まる連続テレビ小説「虎に翼」(再)と立て続けに楽しめる編成となる。

 さらに、画期的な製品開発や歴史に残る建築事業など、快挙の裏にあった無名の日本人たちのドラマを描く「プロジェクトX」が18年ぶりに復活。“失われた時代”と言われる平成や令和の挑戦者に光を当てる「新プロジェクトX」(土曜午後7時30分~)を新たな基幹番組として放送する。

 Eテレでは本格的な教養志向の番組「3か月でマスターする世界史」(水曜午後9時30分~9時59分)を新設し、より幅広い世代の知的好奇心に答えるほか、NHK BSではFIFA ワールドカップの歴史を彩る伝説の試合をノーカットで届ける「FIFA ワールドカップ ~伝説の試合ノーカット~」 (日曜 午後11時25分~翌・午前1時35分)をスタート。世界名選手のプレーや日本代表の激闘の軌跡や、2011年ドイツ大会なでしこ初優勝など、伝説の試合の数々がリマスターにより高画質化した映像で楽しめる。

 なお、「ブラタモリ」はレギュラー放送から一旦休止となる。篠田専任部長は「今のスタイルでの放送は一度区切りをつける形になるが、今後はより楽しい番組を目指していく」と今後の特番放送について含みを持たせた。

《小宮山あきの》

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