博多大吉が、18日放送の『あさイチ』(NHK)で朝ドラ受けをした。
同日放送の連続テレビ小説『虎に翼』第14話は思わぬ結末を迎えた。女子部による法廷劇は男子学生のヤジをきっかけに大荒れとなり中止に。後日、寅子(伊藤沙莉)は、法廷劇のもととなった「毒饅頭事件」を再検証しようと提案。同級生が猪爪家に集まり、実際に毒饅頭を作ろうとするも、致死量の防虫剤を入れるのは無理があることが判明。
すると涼子(桜井ユキ)が、脚本を依頼してきた学長(久保酎吉)が、実際の判例を改変して筋書きを書いて渡していたことを初めて明かす。そして、被告人の甲子は女給ではなく医者、饅頭に入れたのは防虫剤ではなくチフス菌だったという。
女子部が躍起になって演じていた法廷劇だが、学長は世間の同情を買うような脚色をしていたのだ。ショックを受ける寅子たちとともに、尾野真千子による「私たちはいつの時代も、こんなふうに都合よく使われることがある」という語りが入る。
これを受けた『あさイチ』では鈴木奈穂子アナが、「なんともモヤモヤする終わり方…」とポツリ。作品は、まだ男性優位の昭和初期が描かれているだけに肩身が狭い大吉は「そろそろイイ男、出て来てくれないかな…毎回、この終わり方だと私の謝罪から始まる。なんかごめんね」と詫びていた。